« 下位交差症候群 | トップページ | 転ばぬ先の杖 »

2019/04/11

腰椎椎間板ヘルニアの見分け方

よくこのブログでも話題にしますが

腰椎椎間板ヘルニアと痛みなどの症状とは因果関係が乏しく

ヘルニアと診断された方でもその痛みと関係ないというケースが実に多いそうです

話によると本当にヘルニアが原因で痛みや痺れが出ている人は3%ほどなんだとか

だから腰痛館に来られた方が病院でヘルニアだと診断されたと聞いても

他の原因を考えることが多いのです

 

ただ可能性としてないということではありませんので

腰椎椎間板ヘルニアが痛みの原因だという可能性を無視できません

正直いって私サイドから言えば

そういった方がいらっしゃることが一番怖いわけです

本当に腰椎椎間板ヘルニアだったとしたらオステオパシーはもちろんのこと

たいていの手技療法にとって禁忌事項だからです

手技療法はあくまでも機能障害を対象としたもので

潰れた椎間板を元に戻すこともできませんし

取り除くこともできません

だから腰椎椎間板ヘルニアと症状の間に因果関係が認められたら

きちんとご説明して病院で受診されることをお勧めします

 

だいたいは入ってこられたら雰囲気でわかるんですけど

そこはやっぱりちゃんと検査法を用いて判断します

 

オーソドックスな検査法なんですが

SLR(Straight Leg Raise)テスト(ラセーグテストとも言います)

この辺はオステオパシーを習ってた頃に教わったやり方です

まっすぐ仰向けに寝た方の症状が出る方の足首付近を持ち

30~70度までの角度で上げていくと

だいたい30~40のところで坐骨神経痛の症状が現れます

 

あと腰椎3番4番の椎間板ヘルニアのときは

FNS(Femoral Nerve Stretch)という検査法があります

幸か不幸かこれは一度も使ったことがありません

 

この検査が陽性の場合90~97%くらいの確立で

腰椎椎間板ヘルニアだと言われています

実はあまりそういう方にお目にかかったことがないので

ほんの数回しかやってはいません

ヘルニアと症状の因果関係の確立から言えばそんなもんかもしれませんけどね

逆にわずかな確率だからこそ油断していると大変なことになりかねません

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

 

|

« 下位交差症候群 | トップページ | 転ばぬ先の杖 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 下位交差症候群 | トップページ | 転ばぬ先の杖 »