人間音痴
人の世は生きづらいものです
いろいろな考えの人がいて良かれと思っていても悪く取られることもしばしば
それでも社会生活を営むには人付き合いを円滑にしなければなりません
サブタイトルが「なぜか他人の気持ちを逆なでする人への処方箋」とあります
本人には悪意がなくても周囲をムカつかせる人ってたまにいます
私だってときとしてそういうことをやらかします
まあ、私の場合悪意もしっかり認識しているので
自分自身で納得してはおりますが…
本書でキーワードとなるのは「シゾフレ人間」と「メランコ人間」という言葉
前者が主体性がなく周りに振り回されやすい人間で
後者が自己愛が強く自己チューみたいな人間ってところでしょうか?
ステレオタイプ的な書き方にはなっていますが
あくまで原則論と捉えるならこれはこれでアリだと思いました
具体的な社会問題にまで切り込んだ内容なんですが
いじめ、ストーカー、日本人の文化に子育てまでなど
それぞれの展開の中で鋭い解説に惹きつけられます
問題提起のみならず筆者の提示する解決策もなるほどと思いました
精神科の医師ならではの心理の処方箋です
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