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2019/04/03

内臓疾患と肩こり

「腰痛館では肩こりも扱ってるんですか?」
こんなご質問をいただくこともあります
名称を見たら腰痛専門って思われることも無理はありません
ところが肩こりで定期的にお越しになられる方は少なくないのが実情です
肩こりっていえばパソコンや細かい手作業などで
肩から首にかけて血の巡りが悪くなり
周辺の筋拘縮を引き起こすというのが
世間一般のイメージかもしれません
ところが肩こりを引き起こす原因としては
ストレスによる長時間の緊張や
内臓機能の低下も結構あったりします
このあたりまでは我々の守備範囲と考えていますが
気をつけなければいけないのは内臓疾患を原因とするケースなんかは
我々が扱うべきものではありません
命にかかわるような場合もありますので
おかしいと感じたら病院にいっていただくことをお勧めするときもありました
腰痛や他の症状でも同じですが
手技療法が扱ってはいけないケースもあり
そういった見極めもまた技量の一つだと考えています
例えば狭心症や心筋梗塞の兆候として左肩の放散痛がでることもあります
肝臓や胆嚢の疾患で右肩に痛みが走ることがあります
私も飲みすぎると右の肩甲挙筋の付け根に
コリというより痛みに近い症状がでることがありますが
数日お酒を抜いたら治まりました
他にも肝炎、すい臓疾患、腎臓病、胆石などでも肩こりになることもあるそうです
これらのことは滅多にあることではありませんが
そういった可能性も留保しながら施術しないと
後から取り返しのつかないことになりかねません
日ごろから肩こりでお越しになる方が多い中
もしもの場合も頭の中に入れながらやっていかなといけません


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