ぎっくり腰は不意にやってくる
4月に入ってやたら多いのがぎっくり腰
私は朝と昼との気温差が遠因になっていると見ています
昼間は暑いくらいの日が多いのですが
意外と明け方は寒く想像以上に身体が冷えています
人間が気温差に対応できるのが7℃くらいまでと言われていますが
最近は1日の気温差が10℃を超える日がほとんど
たいていそういう日はよく電話がかかってくるのですが
けっこうまともに歩けない人が多く
施術する側もされる側も難儀するのです
一口にぎっくり腰といっても定型的なパターンがあるわけではなく
人によって状態が違うのが当たり前です
だからその状況を探るのがもっとも大事な工程となります
そもそもその段階が間違っていると見当違いの施術ということになり
いい結果はほとんど期待できません
ところで世間ではぎっくり腰になるのは重い物を持ってなると思ってらっしゃる方が少なくありません
少なくとも腰痛館に限って言えば
重い物を持ち上げようとしてぎっくり腰になった人はほんのわずか
ほとんどの方はクシャミをしたときとか靴を履いて立ち上がろうとしたときとか
歯磨きや掃除などたいして力の要らない動きをしたときの方が圧倒的に多いのです
目立つのは午前中にやってしまう人が多く
これもやっぱり朝方の冷えた身体で筋肉が固まった状態で
何気ない動作をしたときに起きるパターンが定番
私がよく朝のうちにラジオ体操をやってくださいというのは
寝ている間に筋肉が硬くなって知らず知らずに
動けない身体になっているときに
ラジオ体操で全身に血液を流し込み
本来の柔軟性を取りもどすのが目的です
なってしまったら数日はツライのがぎっくり腰
上手く予防して快適に過ごす春こそいい季節といえそうです
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