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2019/04/30

ザ・マスター・キー

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ザ・マスター・キー チャールズ・F・ハアネル

 

ジャンルでいえばスピリチュアル系になるんでしょうか?

使われるワードがそれっぽいのですが

私はフィロソフィーであると理解しました

短い文章で述べられていますので霊的な雰囲気が漂いますが

ここに書かれている内容でもっと踏み込んだ研究をされているのをいくつか見つけました

一冊の本にしてもいいような重要な事柄をわずか数行で表現してしまうので

宗教的なイメージもあるかもしれません

 

しかも驚くべきことにこの本が書かれたのは100年ほど前のこと

ネットで散見するいい言葉を集めたおまとめサイトとはわけが違います

結局100年たっても真実を追求すると同じところにたどり着くのでしょう

 

「宇宙精神」とか「自然の法則」などの単語がよく登場しますが

人間に都合のいい、あるいは宗教団体に都合のいいアヤシイ類のものではありません

宇宙も自然も人間のためにあるのではなく

あくまでも自然や宇宙のの中の存在として生きることが重要であると説きます

 

我々の仕事だって自然の法則の中で行われるわけですから

則を超えた考えでやっていると上手くいくはずがないと考えています

そういう根っこの部分を再認識させていただいたのは

自分の中ではありがたかったです

 

この本を読みだしたのが去年のこと

集中力のないときに流し読みするような本ではなかったので

少しずつかみしめるように読んでたら半年もかかりました

 

 

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2019/04/29

ヘルニアは自然に治る?

手術が必要と判断される程度の腰椎椎間板ヘルニアは手技療法では治らない

よくそんなことを申し上げています

逆に重篤ではないヘルニアの場合保存療法が施されます

程度によりけりなんですが

脊柱管にとびだしたヘルニアは自然に治るケースもあります

もちろん数か月はかかるそうですが

MRI画像を追跡するとヘルニアが小さくなったり消失することもあるそうです

 

これこそ自然治癒力の賜物なんでしょうが

骨折した骨が元に戻るように椎間板も元の姿に戻り

それに伴い痛み・しびれ・筋力低下などの症状も改善します

 

腰椎椎間板ヘルニアと診断され保存療法をした方の統計を取ったそうですが

5年経過した時点で50%の方が症状がなくなり

42%の方は症状は残るが生活に支障がない程度に回復し

日常生活に支障をきたして困っている人は8%なんだそうです

これらの腰痛や坐骨神経痛の90%は3か月以内に回復するといわれる医師もいます

 

まあ、これは積極的に保存療法で治ったというよりも

時間の経過で自然治癒したんじゃないかと思っています

もちろん保存療法で痛みを軽減することで

その間の生活が楽になるという点では十分な意義があります

 

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2019/04/28

コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ作品8

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コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ作品8 川上徹

 

手技療法の世界に入って付き合う人、出会う人が変わりました

どういうわけか音楽関係の方に多く出会いました

会社勤めの時には全く無縁だったクラッシックの世界も

目の前に広がってきました

 

大好きなチェロ奏者、川上徹先生がこの度リリースされたCDです

実はコダーイを聴くのは初めてです

むろん無伴奏チェロ・ソナタを聴くのも初めて

何かわかりませんが今まで聴いたことのない独特の感じ

C線とG線を半音下げたチューニングのせいでしょうか?

それとも奏者の卓越した技量の賜物なのでしょうか?

すごく訴えかけるものがあります

 

重厚感と研ぎ澄まされた感覚が同居するイメージを抱きました

お会いするときは気さくなお方なので

どれだけスゴイ奏者かも知らずにいたわけですが

認識を改める必要がありそうです

 

「手紙」という曲も川上先生らしい温かさに包まれた感じがよかったです

 

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2019/04/27

照り焼きチキン

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あまり甘い味は好まないのですが
たまにはこういうのも食べたくなります


醤油50㏄・酢50㏄に砂糖大さじ3杯で味付け
皮の方から10分間弱火で煮込み
今度は裏返して10分
最後にもう一度返して分
これで完成です


お酢が利いているので甘さも後に残らずサッパリ
美味しくいただきました


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2019/04/26

正座できない膝

膝が痛くて正座ができない

そんな話はよく聞きます

ところがそんな場合みんながみんな同じようなパターンかといえばそうではありません

 

ご高齢の方によくお見受けするのは変形性膝関節症

行き着くところまで行けば関節内部の組織がすり減ったり

炎症を起こして腫れ上がったりで

いわば部品が壊れてしまったような状態の方も少なくありません

 

オステオパシーはこういった器質的な障害には適しておらず

周辺筋肉の緊張を取り除き多少痛みを緩和するくらいしかできません

こういった状態は何十年もかけて筋力が落ち

自分の身体を支えることが困難になって

立って歩くという今まで当たり前だったことが

次第に難しくなってしまい

部品がオーバーヒートしたような感じになります

 

最終的には変形性膝関節症になってしまう方がいらっしゃるわけですが

実はそういった兆候はもっと若いころから現れたりします

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(画像:動きの解剖学Ⅰ)

 

上の図は膝の曲げ伸ばしと膝のお皿(膝蓋骨)の動きを表したものです

膝のお皿は大腿骨に対し圧力をかけることで

正常な位置関係を構築する役割を果たします

 

太腿の前の筋肉(大腿直筋)からお皿を挟んで下の骨(腓骨)の付着します

わりと多いのは本当は膝のお皿は上下左右に動くものなんですが

大腿直筋が固まってお皿の動きを失うケースが多々あります

それでも痛みはない場合も多くその段階では気づきません

せいぜい正座したときに痛みが走る程度で気にも留めていない方がいます

 

それでは関節の動きに伴って正常なポジショニングが取れませんので

半月板や靭帯に負担をかけ

20年30年かけて疲弊した膝関節が変形していきます

そのころには全体のバランスが悪いので

一カ所二ヵ所の問題ではすまなくなってきます

 

足を触っていて異変に気付きお皿を動かしてみると

上に引っ張られ動きが悪くなっている人が結構いたりします

年代でいえば30~40代の人でまったく痛みがないので気づかないようです

でも私から見れば20年後30年後に変形性膝関節症になるリスクが高い感じてしまいます

 

実際に変形してしまうとできることはあまりありませんので

せいぜい痛みが出る前に見つけることを心がけています

 

 

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2019/04/25

ツボがある本当の意味

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ツボがある本当の意味 栗原誠

 

問題提起や批判がないということは実に平穏なんですが

一方進化も成長も期待できずいずれは先細りするでしょう

歴史が古く伝統的なものになれば実績を盾に妄信する人も少なくありません

 

鍼灸はその歴史もさることながら科学的な解明が困難であり

エビデンスという点でスルーされがちな要素があります

 

本書は鍼灸師であり活法(武道整体)もなさる臨床家が

従来解明されていなかった経絡や経穴というものを

ご自身の仮説として様々な角度から再考察されたものです

 

ある意味異なる治療法からの論及は単なる批判と自分のやってらっしゃることの自慢が多いのですが

本書に限ってはそんな安っぽさは微塵もありません

むしろ鍼灸師としてしっかり古典も読み通しての考察は驚くばかり

さらに相当深い考察から出た仮説は説得力があります

経絡は後付けのオープンソースという大胆な仮説は

経絡重視の鍼灸師からは批判もあるかもしれません

 

私は門外漢ですのでここの理論が正しいのかどうかわかりませんが

鍼灸師の先生方が読まれたらさぞかし驚かれることでしょう

あるいは従来の考え方を信仰されている先生は一笑に付されるかもしれません

 

そして鍼灸であろうが他の治療法であろうが

一番大切なのは人の身体をどう読み解くかだと思います

その点に関しては筆者の身体観はとても参考になり

私も覚えておきたい項目がたくさんありました

 

敵を知り己を知れば百戦危うからずといいますが

筆者なりに身体のことを知り鍼治療のことをご存じだとお見受けしました

私が患者であればこういう術者のお世話になりたいものです

 

200ページ足らずの本でさほど情報量は多いとはいえませんが

書かれてある内容はすごく濃厚です

久しぶりに興奮しながら読みました

 

 

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2019/04/24

勝つための準備

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勝つための準備 エディ・ジョーンズ 持田昌典

スポーツにおいても仕事においても

だいたい勝つ人っていつも勝って

負ける人はいつも巻けてというパターンをよく見ます

 

実力の差といえばその通りなんでしょうが

実力伯仲したものでもそういった関係性ってあるものです

両者の間にどういう違いがあるのかといえば

勝ち方を知っているか否かの問題だろうと思います

 

本書はタイトルの通り「勝つための準備」として

何をすればいいのかが書かれています

 

筆者は2015年のラグビーワールドカップで日本代表を久しぶりの勝利に導いた監督エディー・ジョーンズ氏と

ゴールドマンサックスの日本法人社長の持田昌典氏

お二人の勝つためのコツが伝授されます

 

内容はネタバレしてはいけませんので控えますが

勝敗は戦う前の準備で決まっているようです

読んでみて納得できるのはやっぱり勝つ人って発想が他の人とは違います

むやみやたらに努力していてもそれは負けたときの言い訳にしかなりません

勝つ人は努力の量ではなく努力の質で勝負することが伝わってきます

 

私もいろんな局面で勝ったり負けたりしてきましたが

やっぱり勝ったときってそれなりに準備されていたことに気づきました

負けたときはここに書かれていたような準備ができていなかったわけで

そういうエッセンスが自分の中で明確なものにできたら

確立が上がりそうな気がします

 

 

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2019/04/23

本当に左右対称でないといけないのか?

私がこの業界に足を踏み入れたときは「背骨のズレ」とか「骨盤のズレ」というのがもっともポピュラーな施術対象でした

「すべての病気は骨格の歪みから生まれる」

そんな言葉もよく聞いたものでした

 

それで骨格の歪みが親の仇のような感じで

それさえ元に戻ればすべての症状は治まるという考え方をする人が多かったように思います

私の師匠もやはり骨格の歪みを正すということをされていましたので

私自身もそれに倣って修行したものです

 

カイロプラクティックだけではなくオステオパシーにも

HVLAというスラストテクニックがあり大昔はカイロと似たようなことをしていたと聞きます

 

近年、様々な考え方が出てきてどちらかというと

骨格の歪みを治すことがもっとも有効なアプローチであるとする方は減ってきたのかなと感じています

ただ実際上骨格の歪みが直接の原因で神経圧迫を起こすケースもありますので

そういった考え方が間違っているとは思いません

 

ただそれ以外の原因で症状が現れることもかなりありますので

私の頭の中では占めるウェートは小さくなってきているのは事実です

 

中に骨格の歪みをすべて解消しないといけないと言われる方もいますが

現実問題として右利きや左利きがある中で

左右対称でいられる方ってそんなに多くないと思います

あくまでも症状の原因が骨格に歪みであるならばそれは是正すべきですが

何が何でも左右対称でなければならないというのには問題があります

 

以前子供のころからの側弯を無理やり矯正したところ

頭痛や倦怠感などの不定愁訴が発生したというケースを扱ったことがあります

その方は子供のころから側弯症のままで成長され

あまり一般的ではありませんがその中でご自身のバランスを構築されました

だからその方にとっては骨格の歪みがなくなるり新たなアンバランスを生み出したと考えています

 

こういうレアケースでなくても人間身体の左右を同じように使うことに無理があり

それでに適した筋肉の硬さ強さなど非対称の中で

その方個人のバランスを形成していきます

ただアンバランスが過度になり症状が発生した場合

症状をとることを目的として骨格矯正が行われるべきだと考えています

骨格矯正自体が目的になり左右対称にしないといけないとは思ってはおりません

あくまでも程度の問題が大切です

 

 

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2019/04/22

備えあれば患いなし

先週私の父親が風邪をひいて寝込みました

昼間はちょっと暑いくらいではありませんが

夜中は意外に冷え込みます

私もその夜3時ごろに寒いと感じて久しぶりに電気毛布のお世話になりました

 

ここのところそう寒くはなかったので

電気毛布を敷いてはいましたがスイッチを入れることはありませんでした

毎年そうなんですが春先は使わないけど電気毛布を準備しておきます

5月くらいになれば仕舞うんですが

4月中は油断していると突然寒いと感じることがあります

 

5月に入ると寝るときは薄い掛け布団で

夜中に寒いと感じたら横に置いてある厚手の布団にチェンジ

6月になると半袖のTシャツで寝て

横には長袖のパジャマを置いています

 

夜中に押し入れからわざわざ出すということは

邪魔臭くてしませんので身体を冷やして体調を崩す原因になりかねません

秋口にも同じことをしますが

寝るときの準備は万全です

 

ちょっとした気遣いで体調不良から逃れることもできます

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2019/04/21

ココペリーナ@磯田屋

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今年はタイミングが合わず初めてのライブに出かけました

出かけるといってもご近所の磯田屋さん

2回目のココペリーナさんのライブです

バックには日本酒がズラリ

とっても素敵な環境です

 

アイリッシュ音楽は踊りだしたくなるくらいにノリノリになれます

なぜか毎回最前列で拝見するんですが

やっぱり興奮してしまいます

 

二次会では立ち飲みに移動してワイワイガヤガヤ

お酒とアイリッシュ音楽は切っても切れない関係です

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2019/04/20

トンテキ

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たまに食べたくなるのがトンテキ
いつもはハーブを利かせて塩コショーでいただくのですが
今回はジャンクな味を楽しみました


 


塩コショーをして小麦粉をまぶした豚肉を炒め
火が通ったら醤油・みりん・中農ソース・ケチャップ・ガーリックパウダーを入れソースにします
ケチャップと中濃ソースの味が昔懐かしい味を演出します


 


 


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2019/04/19

若いアスリートへの配慮

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月刊トレーニングジャーナル5月号

 

今月の特集は「若いアスリートへの配慮」

 

私から見ると子供は元気で疲れ知らずという印象が強いのですが

それとは裏腹に身体は未成熟であって大人と同じことをさせるのが危険なこともあるそうです

自律神経も未発達で体温調節が上手くできず熱中症のリスクも多いということ

私らも子供のころ炎天下を走り回ったものですが

クラブなどで大人が指示すると危険な状態に陥っても

自らの判断で中止することはできず不慮の事態を招くことも少なくないようです

私自身の認識もかなり間違っていたことに気づきました

元気さと同居する脆さも知るべきでしょう

 

英才教育といえば聞こえがいいですが

子供に無茶な練習をさせてケガをさせる大人も後を絶ちません

今読んでいる他の本にもありましたが

練習はむやみやたらと時間だけ長くすると質の低下を招き

質の悪い運動プログラムを身体に染み込ませるようなもの

 

年齢に合った育成は本当に優れたアスリートを生み出すために不可欠です

楽しませることもスポーツにとっては大事なことというのを忘れてはなりません

 

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連載コラム『身体言葉に学ぶ知恵』

今月のテーマは「天狗になる」

力がつけばつくほど慢心しやすいのが人間の弱さ

でも自信をつけて心を強くもたないと勝つことはできません

自信と慢心は紙一重かもしれません

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2019/04/18

ぎっくり腰は不意にやってくる

4月に入ってやたら多いのがぎっくり腰

私は朝と昼との気温差が遠因になっていると見ています

昼間は暑いくらいの日が多いのですが

意外と明け方は寒く想像以上に身体が冷えています

 

人間が気温差に対応できるのが7℃くらいまでと言われていますが

最近は1日の気温差が10℃を超える日がほとんど

たいていそういう日はよく電話がかかってくるのですが

けっこうまともに歩けない人が多く

施術する側もされる側も難儀するのです

 

一口にぎっくり腰といっても定型的なパターンがあるわけではなく

人によって状態が違うのが当たり前です

だからその状況を探るのがもっとも大事な工程となります

そもそもその段階が間違っていると見当違いの施術ということになり

いい結果はほとんど期待できません

 

ところで世間ではぎっくり腰になるのは重い物を持ってなると思ってらっしゃる方が少なくありません

少なくとも腰痛館に限って言えば

重い物を持ち上げようとしてぎっくり腰になった人はほんのわずか

ほとんどの方はクシャミをしたときとか靴を履いて立ち上がろうとしたときとか

歯磨きや掃除などたいして力の要らない動きをしたときの方が圧倒的に多いのです

 

目立つのは午前中にやってしまう人が多く

これもやっぱり朝方の冷えた身体で筋肉が固まった状態で

何気ない動作をしたときに起きるパターンが定番

 

私がよく朝のうちにラジオ体操をやってくださいというのは

寝ている間に筋肉が硬くなって知らず知らずに

動けない身体になっているときに

ラジオ体操で全身に血液を流し込み

本来の柔軟性を取りもどすのが目的です

 

なってしまったら数日はツライのがぎっくり腰

上手く予防して快適に過ごす春こそいい季節といえそうです

 

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2019/04/17

ゴールデンウイークの営業

あと10日ほどでゴールデンウイーク

十連休なんだそうで皆さんいろいろご予定もおありでしょう

 

腰痛館の営業日程をお知らせします

今年は2年ぶりに311スマイルアゲインの活動で福島県に参ります

つきましては5月4日と5日はお休みを頂戴します

5月6日は午前中に帰ってきますので

13時からの営業となります

それ以外の日はすべて通常通り営業となります

 

GW中は予約が詰まる日も多いと思いますので

ご予定がお決まりの方は早い目にご連絡いただければ幸いです

 

 

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2019/04/16

腰痛、冷やすか温めるか?

施術が終わった後よくある質問として

腰痛の場合冷やした方がいいのか温めた方がいいのを尋ねられます

基本的にどちらもさほど必要ではないと申し上げますが

ご希望の場合やってみて気持ちのいい方をお選びくださいといいます

 

急性の腰痛の場合は冷やした方がよくて

慢性の腰痛の場合は温めた方がいいとよく言われています

原則的にはそれでいいと思うのですが

突然痛み出した腰痛でも一概に急性とは言い切れないケースもあるので

「気持のいい方」というのがポイントになるんじゃないかと思います

 

ご本人にとっては急に痛み出したとしても

慢性的に腰痛になりやすい傾向があって

それが何らかの原因で痛みだした場合これを急性と決めつけてもいいのか?

そんな疑問を持っています

 

わりと多いのは日ごろから足が冷えやすい人の場合

腰痛を惹き起こす原因がさらに冷えてしまったケースでも

冷やしてしまうのには疑問があります

素直に温めた方が少しは楽になるかもしれません

 

冷やすという行為にはいくつかのメリットがありまして

先ず血管を収縮させることでうずくような痛みを抑制することもあります

また銭湯なんかで水風呂に入ってしばらく経過すると

身体が暖かくなってくるような感覚になります

これは水風呂に入っていると体温が奪われいずれ死んでしまうと身体が反応し

血流を促進して体温を上昇させるという機能によるものです

他にも冷やすことのメリットはあるでしょうが

理論と現実は得てして異なることもあります

 

むかし知人の先生が何でも氷で冷やせというので

調子が悪いときに試してみたら余計にひどくなった経験があります

教条主義的に一つの理論に縛られると現実的な対応ができなくなることがあるという教訓を得ました

因みにそのあとすぐ暑いお風呂に入ったらあっさり治りました

その先生とは後で口論になったのは言うまでもありません

 

先月のスポーツメディスンでもアイシングの是非が見直されていましたが

単純に冷やすと治癒の妨げになることもあるという意見もありました

 

だからどんな場合でもどちらを選択するかは慎重な判断が要ると考えています

結局、わからなかったら両方試して楽な方がいいんだろうということになります

 

 

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2019/04/15

人間音痴

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人間音痴 和田秀樹

人の世は生きづらいものです

いろいろな考えの人がいて良かれと思っていても悪く取られることもしばしば

それでも社会生活を営むには人付き合いを円滑にしなければなりません

 

サブタイトルが「なぜか他人の気持ちを逆なでする人への処方箋」とあります

本人には悪意がなくても周囲をムカつかせる人ってたまにいます

私だってときとしてそういうことをやらかします

まあ、私の場合悪意もしっかり認識しているので

自分自身で納得してはおりますが…

 

本書でキーワードとなるのは「シゾフレ人間」と「メランコ人間」という言葉

前者が主体性がなく周りに振り回されやすい人間で

後者が自己愛が強く自己チューみたいな人間ってところでしょうか?

ステレオタイプ的な書き方にはなっていますが

あくまで原則論と捉えるならこれはこれでアリだと思いました

 

具体的な社会問題にまで切り込んだ内容なんですが

いじめ、ストーカー、日本人の文化に子育てまでなど

それぞれの展開の中で鋭い解説に惹きつけられます

 

問題提起のみならず筆者の提示する解決策もなるほどと思いました

精神科の医師ならではの心理の処方箋です

 

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2019/04/14

宝塚のおんな

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宝塚のおんな 神川しほ

 

久しぶりのご来院です

メジャーデビューされてからはお忙しく

たまにお電話をくださったときにはこちらの空き時間がなく

しばらくタイミングがあいませんでした

 

お話しを聞くと今回テイチクに移籍されたそうです

記念すべき移籍第一弾が「宝塚のおんな」

これまでご当地ソングを中心にリリースなさってきましたが

今回は兵庫県は宝塚が舞台

 

「明るい気持ちになれる歌」という謳い文句通り

アップテンポのノリのいい曲です

不遇にあっても前向きな気持ちは忘れたくない

そんな女性の意地を歌いあげておられます

 

元々音楽に関しては節操のない私ではありますが

まったく興味のなかった演歌に引きずり込まれた圧巻のステージ

一か月は耳の中で演歌が鳴り響いていました

今後のご活躍が楽しみです

 

 

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2019/04/13

手羽元のさっぱり煮

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手羽元のサッパリ煮を作りました
お酢と生姜を利かせて甘辛のだし汁で30分ほど煮込みました
ゆで卵も一緒に入れ出来上がりの少し前にブロッコリーも入れました
お酢と生姜のインパクトが濃い目の味付けにピッタリでした


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2019/04/12

転ばぬ先の杖

高齢者やご病気、腰痛に膝痛

様々な原因で歩行困難になる方がお見えになることがあります

よく相談を受けるのが杖や押し車で補助をするかどうか

歩くのが不安になってきたけど

杖などを使うことに抵抗感がある方が大半です

 

年をとったということを実感するでしょうし

杖を使うと手放せなくなってしまうかもという危惧

それでも外出しなければ生活が成り立たないというジレンマ

 

気持はわかるんですけど一番先に考えないといけないのは

やっぱり身の危険を避けること

ご存知の方も少ないと思いますが

年間で交通事故で亡くなる方より転倒して死亡する件数の方が高いという事実

交通事故でお亡くなりになる方は老若関係ありませんが

転倒してお亡くなりになられる方はやはりご年配の方や足腰に不安がある方が多いはずです

 

まさか転んで死ぬなんて想像しづらいでしょうが

ご高齢の方はとっさの時頭をぶつけてしまうことが多く

若いときのイメージでいると大変なことになります

 

さらに杖をつくことにより腰や膝にかかる体重は20~25%程度軽減できます

これは大きい事実です

腰痛や膝痛の方は体重がかかると痛くて歩けなくなりますが

杖をつくことで多少なりとも痛みを和らげることが理屈の上では可能になります

 

また不安で歩くこと自体億劫になると運動不足になり

さらに筋力が低下しロコモティブシンドロームが進行する恐れが高くなります

 

格好が悪いとか体裁が悪いとかそういうおい気持ちもわからないではありませんが

命や身体が悪くなることと比較できない問題だと思います

「転ばぬ先の杖」とはよく言ったものです

転んでから後悔するのではちょっと辛すぎます

 

 

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2019/04/11

腰椎椎間板ヘルニアの見分け方

よくこのブログでも話題にしますが

腰椎椎間板ヘルニアと痛みなどの症状とは因果関係が乏しく

ヘルニアと診断された方でもその痛みと関係ないというケースが実に多いそうです

話によると本当にヘルニアが原因で痛みや痺れが出ている人は3%ほどなんだとか

だから腰痛館に来られた方が病院でヘルニアだと診断されたと聞いても

他の原因を考えることが多いのです

 

ただ可能性としてないということではありませんので

腰椎椎間板ヘルニアが痛みの原因だという可能性を無視できません

正直いって私サイドから言えば

そういった方がいらっしゃることが一番怖いわけです

本当に腰椎椎間板ヘルニアだったとしたらオステオパシーはもちろんのこと

たいていの手技療法にとって禁忌事項だからです

手技療法はあくまでも機能障害を対象としたもので

潰れた椎間板を元に戻すこともできませんし

取り除くこともできません

だから腰椎椎間板ヘルニアと症状の間に因果関係が認められたら

きちんとご説明して病院で受診されることをお勧めします

 

だいたいは入ってこられたら雰囲気でわかるんですけど

そこはやっぱりちゃんと検査法を用いて判断します

 

オーソドックスな検査法なんですが

SLR(Straight Leg Raise)テスト(ラセーグテストとも言います)

この辺はオステオパシーを習ってた頃に教わったやり方です

まっすぐ仰向けに寝た方の症状が出る方の足首付近を持ち

30~70度までの角度で上げていくと

だいたい30~40のところで坐骨神経痛の症状が現れます

 

あと腰椎3番4番の椎間板ヘルニアのときは

FNS(Femoral Nerve Stretch)という検査法があります

幸か不幸かこれは一度も使ったことがありません

 

この検査が陽性の場合90~97%くらいの確立で

腰椎椎間板ヘルニアだと言われています

実はあまりそういう方にお目にかかったことがないので

ほんの数回しかやってはいません

ヘルニアと症状の因果関係の確立から言えばそんなもんかもしれませんけどね

逆にわずかな確率だからこそ油断していると大変なことになりかねません

 

 

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2019/04/10

下位交差症候群

筋肉の働きは縮めることで関節(骨)を一定方向に動かすことです

ところが元に戻す作用は自らはできず

反対の動きをする筋肉が収縮することで元の位置に戻ります

だから伸展・屈曲の二方向の筋肉が対になっています

身体はそれぞれの筋肉のバランスがとれていることで

身体を適正な状態に保つことができます

 

ところが一方の筋肉に何らかの機能低下が起こると

対になるもう一方の筋肉にも影響を及ぼします

 

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(画像:マッスルエナジー・テクニックより)

この図はチェコの神経学者ブラディミア・ヤンダが提唱した

下位交差症候群の図です

腰痛の人に多い傾向がここに記されています

腹筋群や大臀筋が筋力低下し

それと交差する形で存在する脊柱起立筋や大腰筋などが硬化し短縮する

そんな状態が描かれています

他にも大腿直筋や大腿筋膜張筋などが硬化すると指摘します

 

結果的にこのアンバランスが下部腰椎付近にストレスを生み

腰痛の原因となる典型的なパターンだと言えるでしょう

またこのアンバランスは梨状筋の短縮を惹き起こし

いわゆる梨状筋症候群と呼ばれる神経圧迫を招いたり

動脈の流れを邪魔することもあり足全体の血流を阻害することも指摘されています

 

我々は硬くなり縮んだ筋肉を弛緩することで症状の改善を目指しますが

実はその裏側で腹筋群や大臀筋の筋力低下が引き金になっていることを忘れてはいけません

筋力低下は手技療法でも手術でも薬でもどうにもなりません

やはり病院で治療を受けたり手技療法などで痛みが緩和してからでも

ご自身で筋力アップしていただいて

元のバランスを取り戻していただくことが最後の決め手になります

 

痛みが消えて治ったかのように見えても

時間がたてばまた痛みだす人はかなりおられます

その理由は仮に筋拘縮を起こした筋肉が弛緩されても

アンバランスな状態で生活に戻られたら

再び筋拘縮を起こし痛みがよみがえってくるというのがそのメカニズムです

 

 

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2019/04/09

腰痛は左が多い?

前から薄々感じてたんですが身体の左側に症状が出る人が右側より多いということ

私で臨床例は2万件くらいになりますが

腰痛でも右と左を比べるとなんとなく左の方が多いと感じだしてきました

それでいろんな本を読んでみても右の方が多いという意見を持つ人は見当たりませんでした

その理由というのが諸説紛々でして

結局、納得のいく見解がなくて私もわからずじまいだったのです

 

地球の自転に理由を求める意見や心臓が左にあるからという意見もありましたが

どうも納得できずじまいでした

 

それからも自分なりに考えたのですが

私がひどい腰痛で悩んでた頃は右に出ていました

で、実は私は左利きなんですが

手が左利きの人はたいてい足も左利き

サッカーでボールを蹴る時は左足で蹴ります

だいたい足を動かすとき左足がでます

ということはその時右足は何をしているかというと

自分の体重を支えています

しかも片足で不安定になりながら左足が動くのを支えないといけないわけです

 

結局皆動く利き足に注目しますが

身体の働きから言えば利き足と反対の軸足が身体を支え安定させないと利き足は満足に動けません

ヨレヨレの軸足で身体を支え切れず思いっきり強い力で利き足を動かしたとしたら

転んでしまうのは想像がつきます

これが実に危なくて打ちどころが悪くて頭でもぶつけたら

こけて骨折をしたらとんでもないことになります

 

身体は賢くて利き足のダイナミックな動きよりも

まず身体の安全を第一に考え

ヤバイと思ったら利き足の動きまで制限します

初めてスケートやスキーをしたとき

足元が不安定だったとしたらまず身体は大きな動きをさせません

だいたいへっぴり腰になって転ばないことを最優先するはずです

 

実は軸足の仕事は動いていないのですが体重を支えるという大仕事をしています

右利きの人は身体を支える仕事を左足でさせていることになります

歩いたり走ったりするときは軸足は交互に入れ替わりますが

問題はじっと立っているときです

左右同じくらいのバランスで体重をかけているかといえばそうではありません

どちらかといえば軸足の左足に多く体重をかけていることが多いのです

実験すればすぐわかりますが意識的に半々に体重をかけていたら

とっさのときに動けないはずです

軸足の左足に体重を預けないと右足は出ないからです

 

だから意識することなく右利きの人は左足に体重をかけている時間が長く

それが何十年も続けば姿勢維持をするための筋肉が拘縮してしまいます

だいたい腰痛関連の筋肉は姿勢を維持する性質を持つ筋肉が多いはずです

 

そう考えれば左側の腰痛を訴える方が多いのも納得できますし

左利きの私が右側の腰痛で悩んだのも説明がつきます

ついでに言っておきますと動かずにじっと体重を支える時間が長かったから腰痛になったのだから

逆にそれらの筋肉を動かす(歩く)ことで私が腰痛を克服したのも理にかなってたわけです

 

今申し上げましたのは私の私見ですので

違うお考えの方がいらっしゃることも承知していますし

ケースによっては内臓の問題が絡んでくる場合もあるでしょうし

スポーツなどで一定の動作を反復継続して行うことが原因ともなるでしょうから

私の意見が全ての人に当てはまるとは考えてはおりません

 

でも個々の腰痛に対するアプローチを模索する上では

こういう考え方は基礎になることだと思います

 

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2019/04/08

腰痛と肋骨

春というのは過ごしやすい季節

そんな印象をお持ちの方が多いと思われますが

その実は気温の変化も激しく

気圧も変わりやすい時期だったりします

 

変動の激しい気候についていけなくなるのは自律神経系

たいていこの時期にお越しになる方の大半が自律神経がらみです

自律神経が乱れるときに出やすい兆候は

横隔膜が緊張してしまいそこから上にある肋骨周辺に筋肉が硬くなりがち

 

毎日何人もの背中を触っていると

普段は弾力性があり押さえるとスプリングのようにゆっくり沈み込むのですが

肋骨を取り巻く筋肉が硬くなると肋骨の弾力性が失われます

なぜ自律神経が乱れると肋骨周辺が硬くなるかについては

はなしが長くなりすぎますので割愛させていただきます

 

さてアメリカのマイク・ボイルとグレイ・クックという人が

関節には安定性にあるものと可動性の広い関節があり

両者は交互に存在し例えば可動性の広い関節の可動域が減少すると

その次の安定性のあるはずの関節が不安定になるという理論を説かれています

この状態を「不適切な運動プログラム」と呼んでいますが

問題のある関節の前後の関節に症状が起きやすいということになります

 

この理論によると肋骨の後ろにある胸椎が可動性の高い関節であり

その下にある腰椎から骨盤にかけては安定性のある関節となっています

ところが肋骨周辺が硬くなり胸椎の可動性を損なうと

腰椎から骨盤にかけて症状が出やすくなります

 

もう一つ言っておきますと

骨盤の次の関節言えば股関節

股関節が可動性のある関節であることは言うまでもありませんが

腰痛の方はたいてい股関節が硬いです

私は腰痛の方に股関節のストレッチをお勧めしていますが

これもこの理論にぴったり当てはまります

 

実際問題一般的には股関節と腰痛の関連性は

業界ではよく知られてはいますが

腰の上にある胸椎との関連性はあまり知られていません

 

春先の腰痛は他の季節の腰痛とは多少雰囲気が違います

それは一般的な腰痛が運動器の問題であるのに対して

この季節の腰痛は運動器だけではなく自律神経系の問題もかかわり

複合型の腰痛が多いからだと感じています

 

自律神経の問題は取り組みがアプローチが難しく

ひと筋縄ではいかないケースも多々あります

私にとっても嫌なシーズンなんです

 

 

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2019/04/07

Passages

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ご両人の関係は一応グラスがシャンカールの弟子みたいなところなんでしょうか?
そのフィリップ・グラスもミニマル音楽から舞台音楽など現代音楽の巨匠という位置づけですから
お二人の共演は珠玉の作品といってもいいでしょう
今までラヴィ・シャンカールの作品は古典のインド音楽を聴いてきたので
このアルバムでは今までにないシャンカールの一面を見させていただきました
グラスのミニマム調の音楽とシャンカールのインド音楽の個性がぶつかり合い
新しい音楽を創造し多様な仕上がりになっています


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2019/04/06

タルタルソースで食べる鶏天

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鶏むね肉が安かったので買いました
天ぷらも久しぶりです
一口サイズに切った鶏肉を
醤油・酒・ごま油・ショウガで下味をつけます
3時間ほど寝かせておいて
てんぷら粉をつけて油で揚げます
タルタルソースは玉子・タマネギにみじん切りにパセリを加えました
天ぷらですがタルタルソースとの相性も良かったです



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2019/04/05

ジョーンズ骨折

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月刊スポーツメディスン209

今月の特集は「ジョーンズ骨折」

骨折に関しては門外漢なもんで「ジョーンズ骨折」というのも聞き初め
なんでもサッカーやバスケットボールやラグビーなどの
素早い動きをする競技に多い第5中足骨疲労骨折のことをいうそうです

前に走るだけではなく急に止まったり方向を変えたりするときに
第5中足骨に負担がかかり疲労が蓄積して起こる骨折なんだそうです

一瞬に強い力が加わる骨折とは違い
難治性の骨折でなかなか治りにくく再発も多いそうです
アジア人に多く見られるそうで
前十字靭帯の障害と比較しても同じぐらいの件数なんだとか

それだけ頻度の高い障害なので
様々な研究が進んでいるようです
人工芝の問題やスパイクのタイプなど
きめ細かなデータが紹介されています


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2019/04/04

骨粗鬆症と腰痛

私がこの世界に入ってきた20年ほど前のころ
骨粗鬆症がテレビや雑誌などで話題になってました
たぶんそのころからカルシウムのサプリメントの宣伝が流れていたのを記憶しています

 

ワイドショーなんかでもインパクトのある番組が多く
ご高齢の方は骨密度を測定に行かれたものです

 

腰痛館をオープンさせてからも
ご高齢の方が腰痛でお越しになられたものですが
「骨粗鬆症だから腰痛になった」
と主張する方が少なくありませんでした

 

マスコミが声高に骨粗鬆症の怖さを強調するあまり
レアケースが一般的な骨粗鬆症だと信じ込む方が多かったようです
テレビで司会者が恐怖心をあおるもんだから
骨密度が下がると腰痛になるとお考えになったんでしょうね

 

骨粗鬆症は骨密度が下がるわけですから
一番怖いのは骨折のはずです
逆に言えば骨折さえしなければ痛みが出ないと考えるのが普通です

 

ちょうどそのころ私の母親が圧迫骨折をして
腰が痛いと言い出しました
骨折したら痛くなるのはフツウのことですが
逆に骨折するまでは骨粗鬆症であったにもかかわらず痛くなかったわけです

 

ただ現実問題として骨粗鬆症だと言われるご高齢の方は
骨密度だけではなく筋力も低下している人がほとんどで
いわゆるロコモティブシンドローム(運動器症候群)になって
その関連で腰痛になっているのでしょう

 

高齢になって腰が曲がってくると
脊柱起立筋など背中の筋肉は引き伸ばされた状態になり
血の巡りが悪くなることが原因で
筋肉の内圧が高くなって脊柱を圧迫する形になると考えられています

 

これこそがそういった方々の腰痛の原因でもあり
脊柱に対する圧迫の強さがひどいと圧迫骨折も招くというところでしょう

 

だからカルシウムの摂取を積極的に行った方が
腰痛が治まったのかといえばそういう例は記憶にありません
逆に高齢者向けの体操教室などに通われ
筋肉の状態がよくなった方の方が回復傾向にあったと思います

 

骨粗鬆症を軽く見てはいけませんが
過剰な思い込みは回復するための対処法を見誤ることもあります

 

 

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2019/04/03

内臓疾患と肩こり

「腰痛館では肩こりも扱ってるんですか?」
こんなご質問をいただくこともあります
名称を見たら腰痛専門って思われることも無理はありません
ところが肩こりで定期的にお越しになられる方は少なくないのが実情です
肩こりっていえばパソコンや細かい手作業などで
肩から首にかけて血の巡りが悪くなり
周辺の筋拘縮を引き起こすというのが
世間一般のイメージかもしれません
ところが肩こりを引き起こす原因としては
ストレスによる長時間の緊張や
内臓機能の低下も結構あったりします
このあたりまでは我々の守備範囲と考えていますが
気をつけなければいけないのは内臓疾患を原因とするケースなんかは
我々が扱うべきものではありません
命にかかわるような場合もありますので
おかしいと感じたら病院にいっていただくことをお勧めするときもありました
腰痛や他の症状でも同じですが
手技療法が扱ってはいけないケースもあり
そういった見極めもまた技量の一つだと考えています
例えば狭心症や心筋梗塞の兆候として左肩の放散痛がでることもあります
肝臓や胆嚢の疾患で右肩に痛みが走ることがあります
私も飲みすぎると右の肩甲挙筋の付け根に
コリというより痛みに近い症状がでることがありますが
数日お酒を抜いたら治まりました
他にも肝炎、すい臓疾患、腎臓病、胆石などでも肩こりになることもあるそうです
これらのことは滅多にあることではありませんが
そういった可能性も留保しながら施術しないと
後から取り返しのつかないことになりかねません
日ごろから肩こりでお越しになる方が多い中
もしもの場合も頭の中に入れながらやっていかなといけません


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2019/04/02

医者には絶対書けない幸せな死に方

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東京オリンピックが終わってしばらくしたら私も還暦
確実に人生の折り返しをして
老後や最期の時が気にかかるお年頃
老いた両親もいますしけっこうこういう話題がリアルになってきました

 

タイトルの通り「医者には絶対書けない」お話しが満載
どういう死に方がよりベターなのか?
治すことが仕事の医者には「オススメの死に方」なんて言えるはずがありませんからね

 

単純に今の医療が悪いというお話しとも違い
現実的に病気で死ぬときどんな様子なのかを
かなりつっこんだところまで書かれています

 

ガン治療の実態と病院側の思惑など
本人の希望とは乖離した状態もしっかりと書かれています

 

世の中は年寄りの金を鵜の目鷹の目で狙っているようです
特殊詐欺ならずもまっとうな社会的信用のあるビジネスでも
年寄りの金は垂涎の的という現実

 

よほど自分自身でしっかりした意志を持ち
家族も納得してくれないと辛い老後になる可能性が高いようです

 

いささか驚いたのは各種自殺の仕方まで言及されていること
まあ、どの方法を選択しても自身が辛い目にあうか
他人に迷惑をかけるかのどちらかのようです
あまりいい死に方ではないというのははっきりしました

 

私も今くらいから終活を初めておいた方がいいかもしれません

 

 

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2019/04/01

指紋

パソコンやスマホのセキュリティのためにパスワードを登録してます
ところが最近スマホなんかでは指紋認証というのも増えています
いずれは目で認証するみたいですが
むかしから本人確認に指紋を使うのは刑事ドラマなんかではよく見たシーンです

 

印鑑を持ち合わせていないとき拇印押すこともありますし
古来から指紋は本人であることを確認するツールとして用いられてきました

 

社会的な指紋の意義はご存じでも
生物学的な指紋の必要性に関してはあまり知られていません

 

実は指紋は木に登ったり物を掴むときの滑り止めとしての役割があるそうです
いわばタイヤの溝のようなものということ
表面がツルツルだと摩擦係数が下がり滑りやすくなります
タイヤの溝のような凹凸があることでグリップ力が上がります

 

サーキットのような乾いた平面の道を走る時には
溝がないタイヤを履きますが
公道のような凹凸があったり塗れていたりジャリが落ちているような道では
溝の入ったタイヤの方が実用的なのと同じなんですって

 

まだ仮説ということで確定的ではありませんが
とても興味深いお話しでした

 

 

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