肥満と腰痛
腰や膝が痛くて病院に行ったら医師から
「やせなさい」というアドバイスをもらったという話を何度か聞きます
その理由を話してたら長くなるので一言だけで終わってしまい
やせなさいと言われた方は体重とどう関係するのかわからなくて
私に相談されるケースが今まで何度かありました
こんな表がありまして体重と腰にかかる圧力を示したものです
このデータはおそらく欧米人のものなので多少日本人と違いがあるでしょうけど
概ね同じと考えてください
寝ているときは体重の25%
立位で100%
椅子に座っているときで150%
など腰にかかる負担は体重がベースになっています
だから体重が軽い方が腰への負担が少ないということです
但し体重を減らす際に筋肉を落としてしまうと
逆に体重を支える能力が減少しますので
必ず運動をして筋肉を落とさず体重を減らさないと
かえってサルコペニアという状態に陥り
腰痛や膝痛になってしまう可能性が高まります
それともう一つ肥満には問題があります
身体は反り返るほどの肥満になると
体重の重心が前に行ってしまい不安定な状況になります
これを補うために背骨を反らし重心を調えようとします
それがアダとなって腰椎に負担がかかり腰痛になるケースもあります
腰の骨は前彎になりすぎてもいけませんし
後彎になりすぎてもいけないということです
あくまでもバランスが大切ですね
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