筋肉のハリ
私が施術する中で向き合う機会が多いのは「筋肉のハリ」
身体を触るのが仕事の中心的な内容になるから当然かもしれません
また施術を受けられる方も筋肉のハリを感じ
それが痛みの直接の原因になっているわけですから
筋肉のハリというものを解消することを期待されます
ところが施術をする側とされる側で筋肉のハリの感じ方は異なります
本人さんは筋肉のハリというものを「痛い」「シンドイ」「動きづらい」「冷えている」
などの感覚でお感じになられます
逆にそういう感覚がわかりづらい我々は
主に硬さで感じたり可動域の減少でそういったものを感じとる以外にありません
それが長いことやっていると面白いもので
筋肉のハリの質や量あるいは場所によって
冷えているとかどこの部分に痛みがあるとか
場合によっては足を触って肩こりを知るみたいな
まったく違う箇所の問題点も見えてきたりします
またご本人さんは一本の筋肉全体が張っているとお感じかもしれませんが
全体が張るということは私にとってはまれなことです
足の筋肉などはその辺がわかりやすくて
マラソンやサッカーなどの長時間走るような競技でもすれば
全体にハリを感じ健全な疲労だと解釈できますが
逆に運動不足の方のハリは筋肉の退化みたいな感じで
奥というか中心部分から硬くなってきます
逆に表面は弾力性を失い血流が悪いのも感じ取れます
冷えているのがよくわかります
触るということで身体に何が起きているのかを認識するのが
私の仕事の一丁目一番地というわけです
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