局所療法?
日曜日に行われたイベント「いのちとことばの響舞台」では
ほとんど途切れることなく施術を受けてくださる方がいてくださって
本当にやりがいがありました
わずか10分という限られた時間の中で
多くの方から喜びの声をいただきまして
整体師冥利に尽きる一日を過ごさせていただきました
普段腰痛館では1時間程度の施術をいたしておりますが
311スマイルアゲインに参加するようになってから
10分や15分の時間で大勢に施術するという貴重な経験をさせていただきました
60分あれば身体の一通りは触れるのですが
10分という時間では全身くまなくというわけにはいきません
それで特に問題のある所だけ伺って
その部分を集中的に触るという方式でやってきました
ところが難しいのは症状のある部位と
原因となる部位が違い場合もあって
どちらを優先させるか悩むところでした
当日の日曜日はあいにくの雨
しかも前日は氷点下1℃まで下がったという悪条件
これで身体が冷えないわけがないと思いました
案の定症状はそれぞれ異なっても
冷えという問題が厄介に絡んできました
そこからくる自律神経の乱れも顕著でした
そうなったら言われた場所だけに集中してたらとてもじゃないけど結果は残りません
今回は割り切って原因となるだろう場所に集中してやりました
首が回らない方も数名いらっしゃったので
首は触らず足を集中的に触ったり
腕が上がらないという人に胸郭を緩めにかかったり
不眠で悩む人には頭だけ触ったり
自律神経の乱れを訴える人はお腹に手を当てるだけとか
一見関係なさそう部位ばかりを触っていました
それが上手くいって終わったら症状が取れていたので
受けられた方はけっこう不思議な顔をされていました
こういうやり方がいいか悪いかは難しいところですが
限られた条件の中で臨機応変にやるのがプロとしての腕の見せ所
スマイルアゲインの活動が始まってから8年間
いろいろなシチュエーションでの経験値がいくらか上がったように思います
こういうのも局所療法っていうんでしょうか?
キツネにつままれたような妙な雰囲気ながらも
症状がとれたことに喜んで帰られたのが印象的でした
| 固定リンク
コメント