不適切な運動プログラム
ブックハウスHDから出ているアスレティックボディ・イン・バランスという本があります
去年その中で紹介されていた「不適切な運動プログラム」という概念に感銘を受けました
簡単にいうと一つの動作に様々な関節や筋肉が働き
一連の動きのなかで評価をするといった考え方でした
どうしても症状がある部位だけを評価しがちなんですが
痛みのない部位に問題があることも少なくなくて
例えば膝が痛い人なんかは股関節が硬かったり
足関節の可動域が狭かったりというのが
施術中に確認するとけっこうあって
それらを改善することで症状がおさまったり軽減したこともありました
「構造と機能とは相互に関係を持ち、自らを防御する」と
オステオパシーの創始者であるA.T.スティルが言ってましたが
こういう考え方はまさにそれなんですね
わかっていたようでまだまだ一つのユニットたる身体が
どういう相互関係をしているかわかってなかったということ
こういったつながりを知り施術に活かすのが
この仕事の一番の面白さなんだろうと思います
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