« フィガロの結婚 | トップページ | 心拍数と成長ホルモン »

2019/01/14

間違いだらけ! 日本人のストレッチ

Photo
間違いだらけ! 日本人のストレッチ - 大切なのは体の柔軟性ではなくて「自由度」です 森本貴義

年を取ってますます頭も身体も硬くなってきました
最近、真向法を毎日やってますが
なかなか昔の可動域を取り戻すことができません

そんなタイミングでこの本を読んだのですが
通常のストレッチ本とは違いストレッチの良さばかりをアピールされずに
過度なストレッチのデメリットも示されています
とかく柔軟性を追い求めるあまり
柔らかさ自体が目的となっている風潮に警鐘を鳴らしています

そして大切なのは動きの「自由度」であり
自由な動きに必要な柔軟性があればそれでいいという考え方
私が憧れる180度の開脚なんて必要ではないとバッサリ否定
逆に可動性が広がることで安定性を失い
自由な動きができなければ本末転倒というわけです

この本のキーワードが「自由度」なんですが
意外と自分の身体を受有自在に動かすことはできません
かつて私がゴルフをしていたとき
タイガーウッズのフォームを真似して打ったのですが
ビデオ撮影したものを見れば似ても似つかないものでした

結局自由度とはイメージ通りの動きをきちんとできるかということ
スポーツ選手でも理想のフォームでプレーできないものですが
そのときに必要な関節可動域と筋力のバランスがあり
様々な関節・筋肉を連動させて初めて可能になるということが書かれています
だから柔軟性自体が目的になると
過度なものを目指しがちになり
結果バランスが損なわれケガにつながりかねないということだそうです

新書なんで一般の方に向けて書かれたものだと軽く見ておりましたが
内容はむしろ専門家向けといってもいいかもしれません
「文章ばかりでわかりづらい」といったレビューも見かけましたが
ある程度の知識がなければ難しいかもしれません

でも後半は具体的なストレッチ方法が写真つきでありますので
面倒な方はそこだけやってみても十分価値はありそうです

私にとってすごく勉強になりました
知っておきたい知識も満載です

|

« フィガロの結婚 | トップページ | 心拍数と成長ホルモン »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« フィガロの結婚 | トップページ | 心拍数と成長ホルモン »