お大事に
あまり言わないように心がけているのが「お大事に」という言葉
医院で薬をもらって(買って)支払いを済ませたらこの言葉で送られます
「お大事に」って言葉にはどういう意味が託されているのでしょうか?
多くの場合「さようなら」の代わりに使う医療機関用の言葉みたいになっているようですが
元々は「体を大事にしてください」という意味だと思うんです
だから素直にとれば「安静にしていてください」ということになると思うんです
ところが腰痛館で交わされる会話では
「安静にして過ごしてください」というのはあまりありません
もちろん組織が炎症を起こしている場合や痙攣をおこした直後は安静が基本
捻挫・骨折・脱臼なんかもしばらくは安静にするのが鉄則です
ところがウチにはそういった外傷の人が来られることはありません
よしんば来られたとしても整体ではできることがありませんので
即座に整形外科に行っていただくようお願いします
体制機能障害といって外傷はないけど知らないうちにどこかが痛くなった
そんな症状が取り扱う基本的なものです
そして施術はいたしますが、やっぱり大切なのは日ごろの運動習慣
大方は運動不足や老化現象からくる体力不足がたたって
最後に痛み出すわけです
来れれる方の多くがそういうケースなので
安易に「お大事に」なんていうと安静にしないといけないという誤解が生じるのではというのが頭に浮かんできます
多くの方に軽い運動を促しているにもかかわらず
最後の最後に「お大事に」と言ってしまうと矛盾そのもの
だからこの言葉をあまり使いたくないのです
それでもたまに「お大事に」と意識的にいう場合もあります
そういうときにはどうして「大事にしないといけないのか」
「いつまで大事にすればいいのか」
「そのあとはどうするのか」
こういうことをできる限り具体的に説明するように心がけています
大事にしてたら治るものと
動いた方が楽になる場合もあることはご承知おきいただきたいです
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