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2018/11/18

満ち汐のロマンス

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満ち汐のロマンス EGO-WRAPPIN’

音楽を聴いていて面白いのは
幼稚園児が懸命に演奏する曲に目を潤ませることもあれば
大枚はらって聞く有名アーティストにシラケることもあるということ

そのときの条件によって心に響くか響かないか
演ってる方には迷惑かもしれませんが
主観ってやつに翻弄されることが多いように思います

西暦2000年を超えお気に入りのアーティストのひと組のEGO-WRAPPIN’
「色彩のブルース」で有名になり
「くちばしにチェリー」で大ヒットしましたが
その合間にリリースされたのがこのアルバム
いわゆるヒット曲が収録されていないせいか
どことなく地味な印象がありあまり積極的に聴くことのなかったアルバムですが
長い年月が経ちヒット曲のご威光もどうでもよくなった今ごろになって
このアルバムの良さがジンワリと伝わってくるようになりました

当時ジャズ系から昭和歌謡の色が濃かったEGO-WRAPPIN’にあって
その個性がひときわ光る変幻自在さを強く感じるのがこのアルバムです

日の出の勢いみたいな雰囲気を纏わせたこのアルバムは
ひょっとしたら「らしさ」が一番出ていたのかなって感じています

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