三角筋
マッチョな人の身体で目が行くところといえば
分厚い大胸筋やシックスパックに割れた腹直筋
上肢の方はといえば上腕二頭筋でしょうか?
そしてガッチリした肩回りの三角筋
この筋肉が面白いのは付着部(起始部)が3か所に分かれます
肩甲棘・肩峰・鎖骨の外側部の1/3から
上腕骨三角筋粗面に停止します
付着部が違えば動く方向も変わり
肩甲棘部が上腕を伸展・内転・外旋
肩峰部が上腕を外転
鎖骨部が上腕を屈曲・内転・内旋
と逆の方向も含めて様々な動きを見せます
腕を挙げたり下げたり様々な動きの中で
腕の向きや方向性を決める重要な役割がありようです
先日父親が脳梗塞で入院し
幸い軽度の片麻痺があったのですが
そのときに問題があったのがこの三角筋
腕を動かすときに三角筋にわずかな麻痺があり
連結動作そのものが崩れたような印象を持ちました
ありがたいもので2週間にわたるリハビリで
生活レベルでは全く問題のない程度まで回復し
左右の筋力に若干の差がある程度までになりめでたく退院
正直私自身三角筋に対しあまり注目する機会がなかったのですが
今回、リハビリの様子を拝見していて
あらためて一つの動作が同時に作用する複数の筋肉と
そのバランスの大切さを目の当たりにした次第です
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