ベルリオーズ 幻想交響曲
幻想交響曲の中でも名盤と言われているカラヤン指揮のこのアルバム
他のを聴いたことないので比べようもありませんが
迫りくる迫力は感じずにいられません
病的な感受性と激しい想像力に富んだ若い音楽家が、恋の悩みによる絶望の発作からアヘンによる服毒自殺を図る。麻酔薬の量は、死に至らしめるには足りず、彼は重苦しい眠りの中で一連の奇怪な幻想を見、その中で感覚、感情、記憶が、彼の病んだ脳の中に観念となって、そして音楽的な映像となって現われる。愛する人その人が、一つの旋律となって、そしてあたかも固定観念のように現われ、そこかしこに見出され、聞えてくる
ベルリオーズ自身の解説だそうですが
終盤に感じる狂気みたいなものはアヘンによるものだとしたら妙に納得がいきます
第一楽章に感じる「生」
第二楽章で感じる「愛」
第三楽章で感じる「不安」
第四楽章で感じる「死」
そして第五楽章で「狂気」を表現していると受け取りました
あまり詳しくない私でさえこれだけの想像力を掻き立てるのは
曲の持つ魔力もあるでしょうが
カラヤンの表現力なくしては語りつくせないと感じました
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