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2018/06/27

ダメなときほど運はたまる

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ダメなときほど運はたまる 萩本金一

ご存じ欽ちゃんこと萩本欽一さんの独特ともいえる考え方を綴った本です
浮き沈みの激しい芸能界で長年一線で活躍する人なんてそうそういません
この本を読んでみると本人の中では激しい浮き沈みの中で
ここまでやってこられたという実感が伝わってきます

「運」というものは自分の力ではどうしようもないから
運に任せてしまうのがフツウの発想なんでしょうが
欽ちゃんの場合、不確定要素の運でさえ自分でこちらに向けてしまおうっていうのですから
これも一つの力量だと考えていいように思いました

前提としていいことと悪いことは生きている上において交互に来るものだという信念がおありのようです
だからこそいいことばかり続いていると次には悪いことが起きる
悪いことが続くときこそ運がたまるというタイトルにつながる考え方が起点になります

自らでコントロールできない運をコントロールする
その部分だけ捉えてみれば荒唐無稽のようにも思えるのですが
言い方を変えれば「小欲知足」と捉えることができそうです
人間いい時に調子に乗っているとそのうちに油断が生じ
いずれは足元をすくわれることがあります
いい時にこそ足るを知り
足元をしっかり見据えておくことに対する戒めだと考えてよさそうです

この本を買ったのはネタの収集が目的ですが
欽ちゃんの考えのうちに一番沁みたのは
ダメなときにどう辛抱するかというところ
拗ねて文句を言って辛抱していても運はこない
そうではなく悪い時こそ素直ななっすぐな気持ちで
上を向いて辛さに向き合う姿勢はこの本の肝になる部分だと思いました

気楽に読んでみると欽ちゃんらしさがにじみ出る本ですが
弱さの中に強い心があってこそ運が向いてくることを教えてくれた本です

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