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2017/12/18

ネジ

<骨折>自分の骨で固定し治療 手術中ねじに加工 島根大


 島根大医学部(島根県出雲市)が、患者自身の骨を加工した「骨ねじ」を使って骨折部分を固定する新たな治療に取り組んでいる。国内初の臨床応用として10年間で患者12人に手術し、8割を超す10人は術後の経過が良好という。研究グループは「骨ねじは異物反応がなく、金属ボルトのように再度の除去手術も必要なく、患者の負担も減らせる」としている。

 研究グループの内尾祐司教授らが15日に成果を発表した。内尾教授らによると、骨折の固定手術を行う際、すねなどからピーナツ程度の大きさの骨片を採取。手術室に置いた加工機を使ってその場でねじに加工し、骨折を固定する。術後数カ月で周りの骨と同化し、採取した部分の骨も自然に修復されるという。

 2006年に大学の倫理委員会の承認を得て臨床研究を開始。今年までに10代後半~60代の男女12人が手術を受けた。10人は骨の結合など経過が良好で、うち7人は術後1年以上経過した。一方、合併症による再手術が1例、退院後の採取部分の骨折が1例あった。研究グループは「手術の成功率は通常の治療と比べても遜色ない」としている。

 治療法は人気テレビドラマ「ドクターX」でも紹介された。島根大は現在、地元企業などと新型の加工機を共同開発しており、今年9月に試作機が完成。従来約1時間かかっていた加工時間の短縮、ねじ以外の形状への加工などを目指している。

手術も日進月歩
骨折して固定手術の際にボルトでとめるというのはよく聞く話
しかしその後に再び手術で取り出す面倒さがありました
しかし自分の骨で作ったネジならその必要もありません

近年は反対側の膝の骨を取りだして軟骨のなくなった側に埋め込んで再び軟骨を作り出す再生手術なんかも行われていたりします
毎回こういうニュースを聞くと医療の最先端では
新しい技術が生み出されています
もうちょっとしたらIPS細胞も実用化され普及するかもしれません

手術という言葉だけで不安に感じる人もいますが
こういう技術が進化するたびに不安が少しずつ軽減されていくようです

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