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2017/11/13

内転筋群

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施術中に比較的重要視するのが内転筋
普段はあまり注目を浴びることはありませんが
いろいろな動作のときに影の存在としてなくてはならない役割を果たします
恥骨筋・短内転筋・長内転筋・大内転筋・薄筋と5つの筋肉から成り立ちます

先ずは体幹安定機構としての役割
体幹安定機構には様々な筋肉が働きますが
大腰筋が椎骨を左右から引っ張ることで安定させますが
内転筋は骨盤を左右に引っ張ることで大腰筋と密接な関係を有します

内転筋と大腰筋は同じくして筋拘縮する傾向があります
また一方が弛緩すればもう一方も弛緩の方向に向かいます
だから大腰筋の激しい緊張で腰痛になっているような場合
内転筋のストレッチをすることで楽になることもあります

ぎっくり腰なんかで不用意に大腰筋にアプローチできない場合
内転筋から取り掛かることもあります

そして内転筋は老化や運動不足により弱体化しやすい傾向があります
この場合大腿骨が外転・外旋してしまいます
要するにガニマタの姿勢ですね
老人の姿勢に多いのも内転筋がかかわってくるからです
もちろんそれ以外のこともありますが今回は割愛します

そして膝が外側に流れるような姿勢になれば
負担がかかるのは半腱様筋と半膜様筋
いわゆる内ハムですね

内ハムが疲弊すると筋拘縮していきますが
これらの筋肉の作用として膝関節の屈曲と下腿の内旋があります
そうなると膝痛が起こりやすくなります

膝関節に屈曲の力が加わると
膝の最終伸展がなくなり膝窩筋にもストレスがかかりますし
下腿が内旋すると前十字靭帯にもストレスがかかります

だから腰痛でも膝関節の問題でも
内転筋を探るのは重要なことです

我々は拘縮した筋肉を多少は弛緩することができますが
老化現象や運動不足の解消は我々の仕事の範疇ではありませんし
同様に医師であろうがどうしようもないことです

ですから普段から内転筋を使った動きを意識していただきたいですし
柔軟性を維持するためにストレッチも欠かせないのです

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