自分のものにする
昨日は終日「冬に向けてのコンディショニング講座~発達障害児が育つチカラの根っこを育てよう~」という講座に出かけていました
これで4度目になりますがいろいろと考えさせられる講座です
私もここまでいろんな人にいろんなことを教わり
多くの本を読んで知識を得てきましたが
意外に使えないことが多く騙されたような気がすることも少なくありませんでした
しかしこの事実はちょっと違います
使えないのは技術や知識ではなく
自分自身のシステムにそれを組み込む作業をしなかったからだと考えています
セミナーなんかを受けても教わるのはその方の持っている結果であり
その裡に潜む膨大なプロセスはほんの1~2時間では伝えられるものではありません
だから受け手は教わった結果を検証してみて
自らのプロセスを構築する必要があります
本を読むにしても行間を読むという作業が別に必要というわけです
伝える側のプロセスと違うものであっても
それはそれでいいように思います
大事なのは自分自身で試行錯誤すること
講座やセミナーで教わることはいわばヒントであり答えではないということ
じっくり咀嚼して吸収して栄養素に変えて初めて身につく
そんな作業を自分自身でしなければ
教わった知識で満足してしまい
使えないままにいたずらに時間だけが過ぎて忘れ去ってしまうというわけです
「鵜呑みにしちゃいけませんよ」
自らの言葉が独り歩きするのを嫌う講師の栗本さんから何度も出たこのセリフ
なんとなくでも伝える側の辛さが感じられました
本当に伝えたいのは結果ではなくプロセスであるということ
生み出される結果だけが独り歩きするとマニュアル化する恐れもありますし
逆にそれを良しとする人もいます
その方が楽ですもんね
私自身がこういうことをやりたくないのは
その辺がメンドクサイというのもあるのかもしれません
せっかく金払って一日潰して受けた講座ですから
そのへんのとこ理解していくつかは活きた知恵に昇華したいものです
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