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2017/11/03

橈骨と尺骨

Img062

前腕部には橈骨と尺骨という二本の骨があります
面白いのはこの二本の骨をねじるように交差させて
回旋運動が可能になります

図にあるように円回内筋と方形回内筋の作用で
骨をねじるような動きで回旋運動をします

以前にどこかで聞いた話なんですが
この二本の骨の間隔が広がると手に痛みが出るって教えてもらいました
そのときはピンとこなかったのです
なぜかというと橈骨と尺骨の間には骨間膜が複数存在し
両者の間隔を広がりすぎないように働いているからです
その上に図にある筋肉が存在するわけですから
広がりすぎること自体考えにくかったのです

ところが手首の痛みにあの手この手でアプローチしてみても
一向に痛みが治まりません
そういうときは苦し紛れで知っている知識を総動員して悪あがきをするのですが
以前に教えてもらった方法で橈骨と尺骨の間隔を狭めてみたら
これが見事にまぐれ当たり

それに気をよくして手首の痛みのときに使ってみれば
意外なほど痛みが消失・軽減していきます

結果の積み重ねほど確かなものはありません
理論的に考えづらいのは私の知識不足と思考力の欠如
そういわざるを得ません

そりゃ言われてみれば橈骨と尺骨のすきまが広がれば
手首との関係においてマルアライメント(ゆがみ)が生じるのは当然のこと
私が単純にその機序を理解していないだけですからね
どなたかここのところをきちんと説明してくださる方は
ぜひお教えくださいませ

そして手首に起こるならば肘にだって起こらないはずがない
そんなことを考え出し今度は肘の手前でアプローチしてみれば
尺側の肘の痛みはこれで治まるケースも出てきました

もちろんテニス肘などの異なる原因もあるでしょうから
万能薬というふうにはとらえてはいませんが
意外に肘にも使える発想です

こういう小技を一つずつ積み重ねで
引き出しを増やしていくということはとても大事です

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