失敗学のすすめ
ネタの収集目的で購入
正直、エッセイかコラムのような内容だと想像していましたが
なんのなんの立派な学問としての体裁です
失敗を分析して様々なエッセンスを分類し
過去の事例を紹介しつつ問題点の指摘と解決方法を説明
本書は東北の震災前に書かれたものですが
津波に対して警鐘を鳴らしている記述がありました
その後に起きた地震と津波の被害を思い出せば
作者の指摘は改めて背筋が寒くなるような内容でした
やはりこの本のハイライトは「良い失敗」と「悪い失敗」というカテゴライズ
マイナスの価値しか見いだせない失敗という出来事に
将来の成功を導き出す糧としての価値を見出すところに
人の成長をの本質が理解できました
失敗を上手く利用する習慣をつければ
将来の成長が期待できそうですし
そのまま忘れようとすれば同じようなことを繰り返すことは必至
誰にでも起こる失敗を栄養に変えて大きくなろうとする本です
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