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2017/06/09

足関節

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最近、私の周りで足関節に興味を持つ人が多いようです
実は私自身もここ数年、足関節の注目し
施術時に必ずと言っていいほど足関節の可動性をチェックし
問題があれば矯正するようにしています

足関節の動きといえば伸展(底屈)と屈曲(背屈)ばかりが注目されますが
回内・回外と内反・外反という動きも見せます

そういう複雑な動きができるからこそ
平坦ではないところでも安定性をもって立つことができるわけです
ひと昔前のロボットで伸展・屈曲しかできないようなものだと
ぎこちなく安定性に欠ける動きになるのを想像していただければ
ご理解いただけるでしょう

足には26個の骨と31の関節があり
それぞれが共同してきめの細かい動きに関与します

逆にいえばそれらが健全な動きをしないと
他の部位に負担をかけトラブルになることもあるのです
二本の足で体重を支えているわけですから
立っているだけでも結構な労力になる上に
歩いたり走ったりすればなおさらのこと
「ああ~しんど」という声が聞こえてきそうです

実は足関節に興味を持ったのは筋膜の連続性を勉強してからのことなんですが
筋膜の連続性は何種類かに類型化されています
そしてそれらのほとんどに足関節をまたぐ筋肉や筋膜からスタートしているのです

こういう考え方では一つの部位に起きた症状を
連続性を基に多角的に考えることになります
簡単にいうと痛い場所と違うところに原因を求める
そんな感じになります

結局私が今感じているのは足関節の問題で
様々な部位に影響を及ぼしているのではないかということ

例えば腰痛や膝痛でも足関節が影響しているかもしれない
実際はそれ以上に広範囲にかかわってくる問題じゃないかとさえ思っています

ところが足は痛いわけでもないし
普通に歩くこともできるので本人は無自覚
私が触ってみると可動域に問題があることが露呈します
さらに足関節の可動域が改善すると
主訴も軽減してくるというケースがかなりありました

私の周りの生活では山のような勾配のある所の上り下りもなければ
土や石で凸凹の道をあることがほとんどありません
いわば足関節が複雑な動きをする必要性は感じられません
そんな生活を続ける間に知らず知らずに可動域が制限されているのではないかと推察します

それが身体に様々な影響をもたらしているのなら大いに問題ありです
まだわからないことの方が多いので私の頭の中もまだ整理されていませんが
当分意識して足の動きに注目したいと思います

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