« 生体の調節機能 | トップページ | 変わる »

2017/04/18

内臓へのアプローチ

毎年この時期は自律神経が乱れやすく
来院される方の多くが内臓の機能が低下しているように感じています

内臓は自律神経の指令で動いていますから
自律神経のリズムが狂いだすと
内臓への影響が出るのは自然なこと

とりわけ多いのが消化器系の不調
実際に下痢や便秘を訴える方は少ないのですが
胃腸由来の腰痛や頚が回りにくいというケースが目立ちます
背中に感じる不快感も結構多いですね

他の臓器も影響を受けることがあって
心臓にそういう問題がでることもしばしばあります
血圧が極端に上がる人、逆に下がる人
動悸や不整脈なんかもあるでしょう
しかしフツウこういった方は病院に行かれるでしょうから
腰痛館に来られることはほとんどありません

あるときそんな話をしていると
「内臓って直接触れないのにどうするんですか?」
そんな質問をされました

「直接触れないのは内臓に限った話じゃありませんよ」
「筋肉だって皮膚に覆われているので直接触れないですし、皮膚でさえ衣服の上からしか触れません」
そうお答えしました

別に屁理屈を言っているわけではありません
問題は直接触るかどうかではなく
いかにして刺激を身体の中にまで伝えることができるかにあります

鍼灸のツボのように全く違う場所に
関連する急所みたなところがあって
そちらから刺激を与える方法もありますし

私にしかわからない方法ですが
触り方を変えることで内臓まで刺激を伝えるやり方もあります

「触る」という行為の可能性って皆さんが思ってらっしゃるよりも
いろいろなことができると思っています
もちろん超能力とかいう類のものではありません
「技術」の範疇の力です

大昔から手技療法というのはありますが
これだけ機械による文明が発達しても
手の技術には及ばない部分はあります

もちろん手でなんでもかんでもできるわけではありませんが
手にしかできないこともけっこうあるんですよ

|

« 生体の調節機能 | トップページ | 変わる »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 生体の調節機能 | トップページ | 変わる »