原則と例外
死が迫る患者に好きなたばこを楽しむ時間を――。政府が今国会に提出を予定している健康増進法改正案で、医療機関の敷地内が全面禁煙となる方針であるのに対して、がん患者が最期の時を過ごす緩和ケア病棟での喫煙を例外的に容認するよう、緩和ケア医らが求めている。同法改正案は、非喫煙者がたばこの煙を吸い込む受動喫煙を防ぐのが目的。厚生労働省は「患者が集まる医療機関は配慮が特に必要」と説明する。
これに対して、緩和ケア病棟を持つ病院などで作る日本ホスピス緩和ケア協会は、敷地内禁煙によって喫煙者が同病棟への入院を断られたり、退院を迫られたりする事態を懸念。全面禁煙の対象から除外するよう求めている。
同協会の約200施設が答えた調査では16%の施設が病棟に喫煙所を設けていた。他に、玄関横やベランダでの喫煙を認める施設もある。志真泰夫・同協会理事長は、「残り時間の少ない人を追い詰めるのはいかがなものか」と訴える。
今日から3月
早いものですね
実は今日で禁煙してからまる9年になります
正式には2月29日なんですが
今年はうるう年ではありませんので3月1日
あれからタバコを取り巻く環境がずいぶん変わりました
ちょうどタスポというカードを申請するために写真を撮りに行った日に
気が変わって禁煙したというのも私らしいです
絵にかいたような朝令暮改
以来タバコの値段もスゴイことになって
ヨーロッパ並みの金額になりました
挙句の果てに世間は喫煙者に厳しくなりました
元々マナーの悪い人もいましたけど
正しく喫煙している人にも厳しい目が注がれます
国も健康のためとかいいつつ
それでいて税収は欲しいもんだから禁止にはしないというのは
健康よりも金が欲しいという下心が垣間見えます
命にかかわる病気になってもタバコをやめられないのは
意思が強いとか弱いとかの次元ではありません
あれってフツウに薬物中毒なんです
喫煙者がタバコをやめたときに身体に起きる現象は
禁煙した人間しか味わえるものではありません
病院で喫煙というのも褒められたものではありませんが
余命いくばくもない患者さんにまで
「健康」の常識を振りかざすのも
ちょっと融通が利かないような感じがします
目的と効果を考えても合理性に欠けます
世の中には原則もあれば
例外もあると思います
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