« 深夜食堂 | トップページ | 自閉症スペクトラムとは何か »

2016/11/30

腰痛と横隔膜

Img032

横隔膜というのは胸とお腹を分ける仕切り版みたいな筋肉です
「膜」と呼ばれてはいるのですがこれがれっきとした筋肉
お肉屋さんに行けば「ハラミ」として売られています

私が施術する際に最も重要視する筋肉の一つです
横隔膜の仕事は何といっても呼吸
横隔膜を引き下げることで息を吸うことができます

たまに世間で妙な誤解をされている方もいて
横隔膜を使って腹式呼吸をしながら歌うなんてことを言う人を見かけたことがありますが
横隔膜は息を吐くときには使いません
むしろ脱力状態でなければ十分に息を吐いて声を出すことはできません

なぜ横隔膜を必ずチェックするのかといえば
腰痛の人は高い確率で横隔膜が緊張しているからです

腰痛関連で重要な筋肉はたくさんありますが
その中でも大腰筋とは胸椎12番でつながっています
筋肉単独でいえば別々のものではありますが
これらの筋肉を覆う筋膜が連続性を持ち
緊張は様々な方面へと連鎖することがあります

そういう点で大腰筋が緊張している人の多くは
横隔膜も緊張しています

腰痛だけではありません
横隔膜が緊張すると次に連鎖するのは
胸郭を覆う筋肉が硬くなります
肋骨は首の付け根から12対の骨が出て胸郭を構成しますが
肋骨の上あたりが緊張すると「肩こり」と呼ばれるようになります

言い出したらきりがないほど横隔膜は
様々な症状に一枚噛んできます
逆にいえば腰痛で腰だけをアプローチしても
その場は気持ちいいのですが
2~3日たったらまた元に戻ったというケースもよく聞きます

横隔膜が緊張したままで放置すると
そこからジワッと元通りの症状に引き戻されることも少なくありません
施術する側にしたらすごく厄介な要素があるんですよ

もちろん横隔膜だけ楽になっても症状が取れることってあまりありませんが
無視するとけっこううるさいヤツだったりします

|

« 深夜食堂 | トップページ | 自閉症スペクトラムとは何か »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 深夜食堂 | トップページ | 自閉症スペクトラムとは何か »