熱のはな
子供のころよく患ったのが「熱のはな」
唇がヒリヒリと痛み出し、水膨れができて
だんだんそれが広がると見事なタラコくちびる
しまいには唇の周りまで真っ赤になり
痛かったことを覚えています
未成年のころはリップクリームなんてものはなかったので
ハンドクリームをつけたものでした
リップクリームを持ち歩くようになってからは
身の危険を感じたらすぐに塗りまくってましたので
熱のはなで苦しく機会は次第に減りました
それでもあぶなそうなときは今でもあるので
職場でも家でもリップクリームは手放せません
むかしから「熱のはな」と呼んでいたのが
「口唇ヘルペス」というのが本名だと知ったのは
この仕事をしだしてからのことです
まさか正体がヘルペスだったとは知りませんでした
いわゆる帯状発疹のヘルペスなども含めて
ヒトヘルペスと呼ばれるそうですが
子供のころ感染するらしくて
宿主が健康である間は潜伏感染状態で
おとなしくしていますが
宿主の身体が弱ってくると暴れだします
だからこういったヘルペスが表に出てくるときは
今ヘルペスにかかったのではなく
身体が弱ってきたから暴れているそうです
しかもヘルペス側の言い分としては
こんな身体に住み着いていたら共倒れになるから
外に出ようとして唇が荒れたり発疹が出たりするんだそうです
要するにヘルペスの症状が現れたということは
ヘルペスのウィルスに三下り半を突き付けられたということ
身体が弱ってきたからやられたのではなく
ウィルスにさえ見捨てられたという事実はちょっとショックでした
でも身体が元気になればヘルペスの方も
よりを戻してくれるらしいです
イヤですけどね
人間とウィルスの共生関係って男女の仲のごとし
| 固定リンク
コメント