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2016/11/03

運動分析の視点

Sq185
月刊スポーツメディスン185

今月の特集は「運動分析の視点-2」

関節の動きはそれに供する主な筋肉の働きに注目が集まりますが
人の動作において単独の筋肉が作用して動くということはまれです
また一定の動作においては一つの関節だけが機械的に動くこともあまりなく
その周辺の関節にも多少の動きを見せるものです

つまり人の動きは一定の動作に対し
多くの筋肉を使い多くの関節に作用することにより
効率的に、スムーズに、大きな力を発揮しようとします

例えば物をつかんで移動させる場合でも
簡単にやっているように見えてかなり複雑な動きを
複数個所で展開することで正確に素早く目的を遂げます
これがUFOキャッチャーだったらどれだけ大変なことか

普段何気なくやっている動作を解析することが
相当複雑であることが特集記事を読んでみて感じたこと

本特集では「上肢挙上」という動作にスポットを当て
それに伴う体幹の筋肉の働きを解説しています

例えば上肢挙上制限(五十肩みたいな症状)のとき
肩回りや腕にある筋肉だけではなく
体幹の筋肉にもアプローチをかけます
ちょっとかじった人間ならそんなことは誰でも知っているでしょうが
具体的にどういうときにどういう筋肉が作用して
どういう効果をもたらすのかといえば知らないことも多いのが現状

そんなややこしそうな事柄が
かなり具体的に説明されています

上肢挙上のときどのような筋肉が動き
それがどういう働きをして助けているかがわかれば
施術のヒントになるかもしれません

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