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2016/08/16

やり直し

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関節可動域制限―病態の理解と治療の考え方 沖田 実

この本も第二版が出てるんですね
私が持ってるのは初版本ですが
久しぶりに引っ張りだしてきて読み直しています

先日Facebookで筋膜リリースに対し
ある医師が疑問点を提起しているサイトを知りました
さすがに直接筋膜に触れたことのある医師の言葉にはなるほどと思う部分がかなりあります

私自身も筋膜リリースと称する施術をしていますし
平気で筋膜の癒着ってことを言ってます
しかし否定的な意見に触れてあらためて感じることもありました

癒着って筋膜が何に対して癒着するのか?
癒着したらどうなるのかなど
自分自身でも疑問に思ったこともありました
更にいえば「筋膜の連続性」と気安くいってますが
それがすべて正解かどうか疑問です
筋膜どうしがつながっていて緊張が連鎖すると説明すれば
スゴクわかりやすくていいんですが
トーマス・メイヤーズのいうアナトミートレインでは
物理的な筋膜の連続性だけではなく
テンセグリティーのような運動力学的な連鎖も含めての話となり
決して筋膜の連鎖だけの問題としては捉えていないはず

私個人の感想としては人にそれを伝えるには
単純な言葉の方が理解しやすいから
雑な解釈で「筋膜の連続性」を言っているような気がしてなりません
鵜呑みにするにはちょっと危険が伴うかもしれません

…で、久しぶりにこの本を引っ張り出して読んでいるのですが
これがまた難しい内容なんです

それでも筋膜の変化について読んでみると
不動の状態に置かれた筋膜がどのような変化をするかが書かれてありました

コラーゲン線維やエラスチン線維が網目状になったのが筋膜の正体らしいですが
不動の状態が長く続くとその配列に変化が出始め
コラーゲン線維の滑剤となるべきヒアルロン酸の減少らが
筋膜の伸張性を阻害するという研究結果が紹介されていました

どうも筋膜の癒着というのとはイメージが少し違うようです
私の頭の中でも筋膜の癒着というイメージだけが先行し
実際のところとはズレが生じていたかもしれません

それとも一つ気になるのは筋膜だけが独立して伸張性を失うのかどうか?
常識的に考えて筋線維自体の変化と無関係に起きるものではなさそうだということ
そう仮定すれば筋膜だけに焦点を当てて考えることに何らかの不合理が出そうだと思うのです

Photo
アナトミー・トレイン 第3版: 徒手運動療法のための筋筋膜経線

今度はこちらを購入しました
あまり評判がよくなかった初版と第二版
第三版はどうでしょうね?

時間をかけて自分自身の疑問に取り組んでみます

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