カミナリ
この季節では珍しいことではありませんが
ここのところ連日カミナリが鳴っています
だいたい夕方くらいになるとにわかに曇ってきて
ゴロゴロっとなったかと思えばザッと強い雨が降りだします
夕立ってやつですね
いわば夏の風物詩みたいなものですが
さすがに一週間ほど続けば嫌なもの
あまりカミナリが好きだという人にお目にかかったことはありませんが
どちらかといえばかなりカミナリが怖い方の部類になります
中学一年生のとき数メートル先の電信棒に落ちたことがあって
以来カミナリが鳴るとナーバスになり
小さな心がギュッと締め付けられるような感じになるんですよ
実際に目の前に落ちたらどんな感じになるかといえば
ドンという音とともに世界が紫色に染められ
違う世界に来たような錯覚に陥ります
そのとき一緒にいた同級生も全員口を開けたまま
声を出すどころか呼吸さえできずしばらく目をむいていました
しばらくして呼吸ができるようになって初めて
恐怖心が芽生えてきて泣いたり叫んだりという状況でした
恐いって認識するのにも一定の時間が必要なことが分かりました
40年以上たってもその怖さは頭の片隅に居続けます
カミナリが鳴りだして急に無口になったとしても
どうぞそっとしておいてやってくださいませ
怯えた小鹿のようになっているかもしれませんから
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