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2016/06/10

クンバカ

先日、ヨガで「クンバカ」をやりました
簡単に説明しますとヨガの調気法(呼吸法)のひとつで
息を吸う、息を吐くだけではなく「息を止める」というのがクンバカです
「クンバハカ」と言われる方も多いのですが
日本人として発音が簡単なので「クンバカ」と言わせてもらいます

息を吸って、息を止めて、息を吐く、そして息を止める
「そんな簡単なこと子供でもできるわ」と言われるとまったくその通り
しかしこの呼吸法を上手く使いこなせると身体の動きもスムーズにできるし
筋力だってアップするのはスポーツの世界では常識

例えば100m程度の単距離では息継ぎをせず
息を止めたまま走ります
間違っても何度か呼吸をすればタイムロスは確実
ウェイトリフティングの最中に呼吸をすれば持ち上がるものも持ち上がりません
場合によっては背骨を傷めるかもしれません

一瞬の集中力を高める場面でも呼吸を止めます
野球のピッチャーが投球の際呼吸を止めるのは
速いボールを力強く投げる目的だけではなく
コントロールをつけるため一瞬の集中力を得るためでもあります

これは何も難しい話ではありません
スポーツ選手ならば教えられずとも無意識にやっているのがフツウ
ただ名人・達人の域に達するとフツウに呼吸を止める程度ではなく
よりレベルの高い呼吸法によりフツウの人にはできない身体の動きを求めます

名人・達人といえばむかしむかし日本の哲人と謳われた中村天風先生と
その弟子であり合気道の達人藤平光一先生の有名な論争がありました

中村天風はクンバカを肛門をギュッと締めるといわれ
それに疑問を持った藤平光一は脱力こそクンバカの極意と反論
後に中村天風は自らの誤りを認めたという伝説のクンバカ論争です

どちらがエライとかは興味がなくて
それぞれの意見を解剖学的に考えれば
不随意筋である内肛門括約筋は脱力することで閉まっているし
随意筋である外肛門括約筋は排便を我慢するときに使う筋肉なんで
力を入れる時に閉まります

だから肛門を締めるというのはお二方の共通認識だともいえるわけです
むしろクンバカのポイントは括約筋だけではなく
骨盤底筋による呼気の準備段階と考えたらどうなんだろうかという疑問も出てきました
私ごときが日本を代表するお二方の考えに異論を唱えるのは恐れ多いですが
クンバカを呼吸を止めるということで考えるよりも
呼気、吸気との一連の流れの中で考えてもいいのではないか?

久しぶりにクンバカをやっているときに思いついたのですが
しばらく頭を悩ませてみようかと思います

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