血管迷走神経反射
私が小学生だったころクラスメートが先生に呼ばれ
教室の前でお説教されていました
話の内容は忘れましたが
先生がエライ剣幕で起こっていたのは記憶してます
数分間叱責が続いたころ
怒られていた友達がユラッと身体を揺らした次の瞬間
ばったりと倒れてしまいました
テレビや映画などではたまに見るシーンなんですが
リアルで見たのはこの一回きり
あっけにとられたと同時にクラスは騒然
慌てて先生が抱きかかえて保健室に連れて行かれました
こういうのを血管迷走神経反射というのだそうです
まさか40年以上たった今
そういう症状を訴えられて初めて知った名前でした
あまり整体でそういうケースを扱うことはありませんからね
血管迷走神経反射という名前を聞いて冒頭のエピソードを思い出した次第です
一応付け焼刃的に調べたところによると
迷走神経は主に内臓を司る自律神経なんですが
血圧のコントロールもその働きの一つ
血管迷走神経反射とはこの副交感神経の働きが不適切な時に起きてしまうものです
何らかのストレスを受けたとき本当は交感神経が優位になり
血圧が上がるはずなのに
逆に副交感神経が優位となり血圧が下がることで
一時的に脳に必要な血液が流れなくなるという症状なんだそうです
誘因は疲労・恐怖・立位・起立・空腹などとありました
正直、血管迷走神経反射を治すための技というのもありませんが
身体全体がかなり疲労がたまった状態ですし
まず身体の機能回復を目的とする施術をしてから
神経系の機能回復を目的としてクラニオワークを行いました
これであっさり解決するかどうかは経過を見ないとわかりませんが
知識の乏しい私にとってはいい勉強になりました
| 固定リンク
コメント