機械的に
冬の寒さもとりあえずは過ぎ去り
暖かい風が心地よく吹くようになりました
そうなると今までフル回転していたエアコンも休憩時間が取れるようになりました
早いもので今のエアコンもウチにきて5年ほどになります
実は腰痛館を開業した時に買ったエアコンも
ちょうど10年という節目で故障しました
6月の梅雨入りのころでした
気温そのものはそんなに高くはないんですが
湿度が気になりだす季節
この時期の故障は痛すぎます
慌ててメーカーに修理を依頼して直していただいたのですが
すぐまた作動しなくなります
そんなことを10日間ほど繰り返し
毎日のように担当者の方がお越しになり
朝早い時間や夜遅い時間に作業してくださったんですが
どうにもこうにも解決せず
最期にはメーカーに持ち帰って修理することになりました
もちろん代替えのクーラーをお借りしてということで話はまとまりました
そして翌年の3月に修理が完了したと電話が入り
すぐに付け替えてもらいました
ところが翌日には半年前と同じことが起きました
もう電話するのも心苦しいのですが
エアコンなしでは仕事にならないので
とりあえず電話してみたら
本社の方と掛け合って中古のエアコンと交換していただくことで決着
で、今使っているエアコンはそのときのもの
実に快適に作動してくれます
「機械的に」なんて言葉もありますが
何らかの原因に対し決まりきった結果が出る
そんな意味で使われます
エアコンだって決まりきった部品を取り換えれば動きだす
当たり前に思っていたのですが
実はそうとも限らない
そんな教訓を得た出来事です
機械ですら機械的に治らないのに
ましてや人間は実に人間的に治らないことに納得する私でした
計算通りにいかないことなんていくらでもあることは知っているつもりですが
そういうときのための準備を前もってしているかどうかが分かれ目かもしれません
不測の事態に備えることは無事な時にしかできないんだろうと思います
いくつ引き出しがあっても思う通りに行くわけではありませんが
少なくとも上手くいく確率くらいは上げられると思います
それがプロとしての矜持ではないでしょうか?
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