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2016/02/01

内臓を強くする整体法

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内臓を強くする整体法 井本邦昭

身体を触っていると様々な症状と内臓の関係を感じることがあります
体壁反射だけではなく様々な形で現れるようです
オステオパシーにも内臓マニュピレーションというテクニックがありますが
ギョーカイには様々な手技があります

整体といえば筋骨格系を対象にするものが多いのですが
本書は内臓にスポットを当てて手技のみならず
エクササイズも取り込んでのアプローチがいくつも紹介されています

正直いって筆者なりの理論はあるようですが
その理論となさる方法との因果関係はこの本では明らかになってはいません
一般の方向けの本ですからそんなものも必要ないんだろうと思います
上から目線のいい方になれば「エビデンスがない」といったところでしょうか?

私個人の見解としてはエビデンスは大切ですが
必ずしもエビデンスに囚われる必要は感じていません
エビデンスが好きな手技療法家もおられますし
私自身も軽視するつもりはありませんが
仕事的には結果が最優先
私の師匠の言い方だと「治してなんぼ」

おそらくこの筆者も経験則でこの整体法を編み出したのではないかと思います
だから結果の蓄積でこのような考えに至られたと推測します

私としてはとりあえず知識として知っておいて
その中で何かヒントになってくれたら儲けものというのが本音

それにしても筆者の身体観は独特です
腰椎の1番は心理的、精神的なものが関係し
腰椎の2番は消化器系
腰椎の3番は腎臓
腰椎の4番は生殖器
腰椎の5番は泌尿器といった具合に
いかにもエビデンスの乏しい見解が書かれています
私も腰椎の2番が消化器系とかかわるというのは
自分自身の経験則として感じておりますので
批判するつもりは毛頭ありません

それと紹介されているエクササイズは
私もヨガでやってるものが多く
共感を覚えました
ぜひ多くの人に実行していただきたいですね

基本的に整体をする人ってこういうのって嫌いじゃありませんからね

面白かったんでもう一冊注文しました

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