伸張反射
筋肉というのは賢いもので
強い力で引き伸ばされ限界近くまでくると
自らの判断で「ヤバイ」と感じ本人に意思に基づかず
急に縮むことがあり、これを「伸張反射」と呼びます
その筋肉にしたらされるがままにしてたら肉離れは必至
そんなときだけ自分の判断で収縮するというシステム
難しいお話をすると筋肉の伸展を筋紡錘が察知し
脳を介さず脊髄反射で行う防御的な機能なんです
先日知人がこけたときにとっさに右手を地面についたのですが
そのとき親指が引き伸ばされ
以後親指に力を入れたら痛みが出るということでした
本来防御反応である伸張反射が
筋肉を収縮するのですが
それが過度だった場合筋拘縮を引き起こし
長期間元に戻らない場合もあります
こけたりぶつかったりするときのケガって
たいてい挫傷が多いのですが
たまに筋肉が損傷する寸前で伸張反射が起き
筋肉を守るつもりだったのdが逆に痛みを引き起こすこともあるんです
とりあえず筋線維に損傷があるかもしれないので
カウンターストレインやマッスルエナジーテクニックで
様子を見つつアプローチするも全く効果なし
それでもその反応として損傷が認められなかったので
強制的に屈筋群を押圧したり硬結部位を伸ばしたりしたら
ほぼ8割がた改善しました
とどめにカウンターストレインを施すと
痛みはすべて消えました
身体の機能というものは便利なものですが
時には逆の目が出ることもあるようです
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