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2015/12/03

頭蓋底

骨格図を見ていて感心するのは頭蓋骨から首にかけて
顔や頭の部分はだいたい平均で6㎏を超えるといわれています
そんな重たいものを支えるのは首の骨なんですが
バランスよく乗っかっていてそれを筋肉が支えていてくれるから
普段我々は気にすることなく首の上に顔や頭を乗せていられます
逆に言うとそのバランスが崩れると6㎏の頭が重くのしかかってきて
様々な症状を引き起こします

Photo

頭から頸、そして肋骨周辺にかけて多くの筋肉が存在し
それらの働きにより動かしたりバランスを保つことができるといえます
その中でも後頭部から上部頸椎にかけては
しっかりと頭を支えるためにいくつかの筋肉が活躍しています

後頭骨から頸椎の1番2番にかけて大小の後頭直筋・上下の頭斜筋などは
奥深いところで頭蓋の動きを生み、頭を支えます

普段あまり気にかけない部分ではありますが
この後頭底と呼ばれる部分は多くの方に強い緊張が認められ
かなりの頻度でこの部分に施術します

Photo_2
(画像:クラニオセイクラル・リズム)

「頭蓋底リリース」と呼ばれる手技でこの部分の弛緩を試みるのですが
具体的にコリをとったり頭痛の時なんかにも使いますが
最近は少し変わった視点からこの技を使うようになりました

カイロプラクティックが発祥だそうですが
頸椎の1番と2番を矯正することで
自然治癒力を引き出すことができるという考え方があります
結構むかしから言われていることなんですが
中にはどんな症状でも頸椎の1番2番だけを触るという人もいると聞いたことがあります
その説明は脳幹という場所が生命維持の中枢となりますが
頸椎の1番2番がずれると神経圧迫が起き
本来持つ自然治癒力が適正に発揮されないというものです

疑り深い私は「ハイそうですか」と全部信用する素直な性格ではありませんが
その可能性を全部否定するつもりはありません
結局は半信半疑なんですけどチョット気になるという感じです
余談ですけど私らの仕事は身体に感じることを大切にします
明確な根拠がなくても「なんとなくわかる」という曖昧な要素も意外に大事で
大きなデメリットがなければとりあえずやっておこうという部分もあります
そんな感じで回数を重ね確信を得たら自分の技としてモノにするというパターン
こんな具合で経験値を上げてきたんです
エビデンスはとても大事でですが
そこに囚われすぎると感性が失われることもあります

閑話休題
頸椎の1番や2番にストレスをかける筋肉といえば
先ほどご紹介した後頭底にある筋肉が一番可能性が高いと考えています
頸椎の矯正法はいろいろな手技療法で星の数ほどあると思いますが
私の場合は頭蓋底リリースが具体的に指に伝わる筋肉の硬さで
どこがどうなっているのかわかるので性に合うのです

まあ、この技法をこんな目的で使う人はほとんどいないでしょうが
どんな技でも視点を変えると違う使い道が見つかるように思います

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