サルコペニア研究
今月の特集は「サルコペニア研究」
サルコペニアって初めて聞く言葉ですが
筋量の減少ということ
元々は加齢による筋量の減少という概念だったそうですが
加齢以外に明らかな原因のないものから
疾病を原因とするものや栄養の問題によるものも含まれるようになったそうです
いずれにしても筋量減少は歩行困難につながります
よくこのブログでも申し上げます通り
人間は生まれてすぐには自分の身体を支えることができず
生後一年程度で立って歩くことができるようになります
それ以来自分の身体の重さをあまり感じることなく
当たり前のように重力に抗って立ちそして歩きます
ところが加齢により走る力がなくなり
次第に歩くのが遅くなり
歩き方も変わり
自分の身体を支えることさえままならず
寝たきりになっていく方が
大勢おられることは皆さんもご存じのはず
さらには腰痛や膝痛など下半身に生じる慢性の傷害は
この過程で発生するものであることが大半を占めます
単純に老化したからと言ってしまえばそれだけのことですが
知らず知らずのうちに筋量が低下していることには日々気づかないもの
ましてや脂肪だけが増え筋量が減ることが一般的なので
多くの方が筋量の減少に気づかないまま進行するわけです
サルコペニアにかかわる問題はいくつもあります
転倒しやすくなったり骨粗鬆症との関係
当然代謝も下がりますのでそれにかかわる問題もあります
サルコペニアの行き着く先には大きな問題があることを
我々は知らなければなりません
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