悪夢障害
悪夢で目が覚める
一日のスタートとしては最悪です
たまに悪夢で目覚めますがたいてい似たような内容だったりします
スタンフォード大学の西多氏が悪夢についての研究をまとめた本です
悪夢の正体はいったい何なのか?
悪夢にどう対処すればいいのかがこの一冊で明らかになります
「悪夢は、うつの前兆」
おどろおどろしい一言が帯にありますが
精神障害と悪夢の関係性は以前からあったようです
それにしてもむかし好きで読んだフロイトやユングに対する評価が
今ではかなり低く否定的なとらえ方をされているのはショックです
フロントやユングの夢に対するとらえ方は
ひとつの知的なブランドみたいなもので
彼らの本を読めばちょっとおりこうさんになれたと感じたものでした
ところが彼らの考え方は彼らの頭の中で推測された論理であり
検証がなされていないという点に問題があったようです
当時の科学の水準でいえば仕方のなかったことですが
今でいうところの「エビデンスがない」というやつなんでしょうね
様々な研究が紹介されていて
日本で初めてレム睡眠研究の被験者となったのは水戸黄門だとか
ポールマッカトニーは「イエスタデイ」のメロディを夢の中で見つけたとか
面白いエピソードもあります
睡眠薬・認知症の薬やお酒なんかも悪夢を引き起こす原因になる
夜型人間は悪夢を見やすいなど
具体的に悪夢と生活の関連性を解説するなど
わかりやすい内容です
とっても現実的な夢のお話しです
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