腰痛になると痛くて腰を曲げることも反らすこともしずらくなります
もちろん腰痛といってもいろんなケースがありますので一概には言えませんが
一般論として可動域が制限される人が多いのは事実です
また普段から腰痛になりやすい人
つまりは慢性的な腰痛で悩まされる人の多さは今更言うまでもありません
そういう人の特徴的なこととして股関節の硬さがあげられます
言い換えれば柔軟性がないわけです
普段から腰痛気味の人の多くは前屈ができません
ヨガを習い始めて5年たった私でさえ前屈は苦手だったりします
この辺りにむかし腰痛持ちだった名残があるわけです
それでも昔に比べてずいぶん柔らかくなった方なので
なんとか腰痛に苦しむことは一切なくなりました
今日はなぜ腰痛に人は前屈が苦手何かをご説明いたします

前屈のストレッチをするとき突っ張るのは
ハムストリングと呼ばれる太ももの裏側の筋肉です
半腱半膜様筋と大腿二頭筋の総称としてそう呼ばれるのですが
これらの筋肉は骨盤の一番下の部分の座骨から出て
大腿骨をまたいで下肢の骨に付着します
細かい説明は省かせていただきますが
これらの筋肉を使って地面をけって前に進む
いわば推進力になる働きをします
上の図のようにハムストリングが硬くなるということは
すなわち縮むことにつながるのですが
骨盤を引っ張り込んでしまう形になり
骨盤は前傾してしまいます
骨盤が前傾すると脊柱起立筋という背筋群も引っ張られるような状態になり
脊柱起立筋に緊張を生じせしめます
そうなると背骨同士が圧迫されてしまい
腰痛の原因となります
本当はもっと複雑極まりない状態が絡み合うのが現実ですが
説明のためにこの要素だけピックアップしています
いずれにしてもハムストリングが硬いと腰痛になりやすいという構図が出来上がるわけです
実際に痛くてたまらないときは
前屈のストレッチなんて厳禁ですが
痛くないときに毎日こういうストレッチをして
柔軟性を高まってきたら腰痛になる頻度も減るのは事実
痛みのないときは腰痛のことなんて忘れてしまうものですが
年を取ってだんだん慢性の腰痛がひどくなるのはよくあること
自分の力で腰痛から遠ざかるためには
元気なうちにそういう努力をすることが一番です
そして私がいつもウォーキングをお勧めするのは
ハムストリングの筋力低下を防ぐためでもあります
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