チェックポイント
クライアントの身体がどういう状態になっているかは
私がもっとも知りたいことの一つです
そのために時間をかけてお話しをうかがうのですが
意外にご自身も客観的にどうなっているかはわからないもの
ましてや個々の部位の評価という具体的なことに関してはほとんどご存じでないのがフツウ
だから身体が発する様々な情報をどれだけ得るかで仕事の成否にもかかわってきます
だいたいは身体を直接触って情報を得るわけですが
それ以外にもいくつか私なりのチェックポイントがあって
目視で確認できる項目もあります
まず玄関から入ってこられ
私のそばまで歩かれるとき
歩幅やつま先の向き頭の動きなどを見ておきます
腰や足に症状を抱えておられる方は歩幅は狭くなりますし
つま先の向きで大腿骨の外旋の具合が読み取れます
特に足がお悪い方ですと身体の軸がぶれて
頭が左右に動きます
今度はベッドに寝られたとき
体幹と足が一直線になっているかどうかをチェック
腰の悪い人は一番問題となる部分から「くの字」に折れ曲がって寝られます
それであらかた問題となる部分が浮き彫りになります
また肋骨の左右の高さが違う場合も多いのでそれも確認します
施術終了後仰向けで寝ていてそこからどう起きるかで
施術の効果が出ているかどうかもわかります
仰向けの状態から起きるには
腸腰筋・腹直筋・大腿直筋などを使って身体を起こしますし
腹圧が高くないと背骨が安定しませんのでなかなか起きられません
無理だろうと思ったら抱きかかえるようにして起こして差し上げますし
ちょっとどうかなという人には後ろから背中を押してあげますし
いけそうな人はあえて手を貸しません
これで施術前との違いをチェックすることができます
こういうことを確認してどのアプローチが効果があって
何が利かなかったかを判断して
次の機会に役立てます
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