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2015/08/10

声と腰痛

腰痛の方が来られ施術した後や
何度か通われている方に対し
改善しているかどうかをチェックするためのポイントがいくつかあります

姿勢なんかは一番わかりやすい目安になりますし
歩くときの歩幅が広くなってるかどうかも必ずみます
ベッドに寝た時の身体の捻じれなど外見で判断できる個所はいくつかあります
その中で意外なチェックポイントとしては「声の大きさ」があります

たいていひどい腰痛の方は絞り出すような声でしゃべります
中にはどこかで空気が漏れているんじゃないかと思うような気の抜けた声
蚊の鳴くような声で話が聞き取りにくい人もいます

これは腰痛の原因のひとつにお腹の空気圧が低いことが挙げられます
何度かブログでもご説明していますが
お腹の中には内臓が詰まっていますが
そのスペースを確保するためにも一定の空気圧が必要です

腹腔の空気圧は胸腔の空気圧より高いと言われていますが
腹腔の高い空気圧で胸部を持ち上げているようなイメージです
同時に自転車のタイヤと同じように空気圧が高いと安定しますが
空気圧が低いと不安定になり背骨の負担が増えてしまいます
それが腰痛の原因のひとつだといわれています

声を出す時腹式呼吸でお腹を絞るように声を出すと
力強い大きな声が出ます
ボーカリストや俳優、芸人のように声を出す仕事をなさっている方は
腹式呼吸がしっかりできるので声が響きます
だから小さな声しか出なかった人が大きな声を出せるようになったら
いくらかは改善できたと考えられます

ずいぶん以前にあるアナウンサーの方が腰痛で来られましたが
施術をしている途中で話し声がだんだん大きくなってくるのがわかり
施術後はアナウンサーらしい響く声が復活されていました

だから声を聞けば腰痛が治っていってるかどうかの判断にはもってこいのポイントなんです
「どうやって鍛えたらいいですか?」というご質問もありますが
最近流行りの体幹トレーニング
「ハンドニー」「エルボーニー」「エルボートゥ」などをお勧めしていますが
カラオケに行って大きな声で歌うのもいい練習になると思いますよ

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