姿勢と歩行
今月の特集は「姿勢と歩行」
私が修行中に習ったのは骨盤の変位の見方
つま先の向きや足の長さを見て骨盤がどのようにズレているかを教わりました
もちろんまだこういう世界の扉を開けたばかりなので
具体的にどういうような仕組みでそのような変位が起きるかは漠然と理解していただけでした
建内先生の解説を読んで「運動連鎖」の具体的なメカニズムを知り
骨盤の変位と股関節、大腿骨、下肢、足関節に至るまでの細かな動きについて
納得できる答えを得たような気がします
難しすぎてまだしっかり理解はできてはいませんが
身体の中で何が起きているのかを明確にしてこそ
次に改善の仕方が議論できるものだと思います
それにしてもあらためて驚かされるのは
身体を支えようとする力と身体を動かそうとする力が
同時に働くだけではなく互いに関係しあって初めて日常当たり前にしている動作ができるということです
歩いても上手く身体を支えることができなければこけてしまうわけですから
無意識に姿勢を維持しつつ動かなければならないということ
歩くという動作の中で一方の足に体重を預けるということは
アライメントやバランスの面からみて好ましくないという状況に他なりません
その中で身体にアンバランスが定着することで
腰や膝などに機能障害が起きるというのも頷けます
いや、ずっと以前からそんなことはわかっていたつもりなんですが
具体的な解説を紹介しながらのお話は
結局私自身今まで「なんとなく」で知っていただけのことだったようです
そして問題解決のアプローチとして運動の知覚・認知を利用する方法は画期的です
意識することなく悪い歩き方をしているのが一般的ですが
それを具体的に何がどう悪くて
それをどう改善したらいいかを意識して動くというのは長い目で見れば有効だと思います
適切に指導できる人間も必要ですし
本人の考え方を変えてもらわないといけないなど
クリアしないといけない問題は少なくなさそうですが
面白い試みだと思います
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