左回り健康法則
多くの方が同時期に左のハムストリングにハリが出るという疑問に
同門の先生から「こんなのもありますよ」とご紹介いただいた本です
先日紹介した「からだの異常はなぜ左に現れるのか」と同時に注文しました
一番よかったのはこの本は他人の批判がなく
ひたすら著者の収集したデータや考え方が書かれているのでホッとしました
たいていのスポーツ競技は左回りであったり
オートバイを運転していて左回りは楽だけど
右回りは難しく感じるというようななぜだかわからないけどそうなっている
そういう疑問と手技療法を関連付けた興味深い本です
とにかく世の中にある「左回り」をいっぱい集めてきたという印象が強い本です
大量に集めてきた状況証拠で有罪を訴えるような雰囲気もありますが
台風・スポーツ・ピラミッドの階段などの「左回り」を紹介すれば
なんとなく雰囲気に飲みこまれそうな感じじなります
結局これらの論拠となるのは磁気ということになりそうなんですが
状況証拠と結び付ける決定的証拠としてはいささか薄いような感じもします
カイロプラクターである著者がそういう理論に基づいた技法もたくさん紹介されています
SOTなんかもむかしちょっとだけ習ったので懐かしいです
頭蓋骨のアプローチなんかはCSTとして使えそうなものもあります
後は著者の見解を信じるか信じないか…
釈然としない部分もありましたので
こういう見解もあるというレベルで留保したいのです
先行き施術しながら著者の見解を検証していくつもりです
それにしても左足は軸足なのでというくだりには食いついてしまいました
こういう分野での考察はどちらかというと私の好きな分野ですので
好き嫌いという極めて主観的な理由で頭にのこりました
さてもう一冊追加で取り寄せた三木茂夫さんの本も到着したので
引き続き読んでみることにします
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コメント
ちょっと期待はずれでしたか。
回転する球体であるところの地球上で生活している以上、左右対称の人間はあり得ないというのが小生がこの本から得た学びです。
この本を読んで「右足が短いのは骨盤がずれているから」という呪縛から小生は解放されました。
季節によって骨盤の動きが変わる、ということを主張しておられる方は結構おられるわけでたぶんおんなじような症状のクライアントが続くことがあるのも地球とか宇宙とかとの関連でとらえていく必要があるのでしょうね。
また、いろいろご教示ください。
投稿: 非常勤k | 2015/04/15 10:25
いえいえ、面白い本をご紹介いただき感謝しています
ただこの説を心から納得していくために臨床上で確信を得る必要があると思ったので
この説を頭に入れて日々検証を重ねていくつもりです
実際にある一定の時期に同じような身体の人が集中するというのは常に感じています
それと地球の動きをリンクして把握するためにはちょっとやそっとの臨床例では難しいかもしれませんが
せっかく得た情報ですから「知ってます」だけで終わるのはもったいないです
それにしてもこの本にあった顔面・頭蓋のテクニックはとても興味深いです
たまに側頭骨のカウンターストレイン(左右逆回転)なんかも使うのですが
理屈は同じなのかもしれませんね
また何か面白い情報があればぜひ教えてください
投稿: ひろ | 2015/04/15 10:39