洞察力
厳しい時代を生き抜くため「洞察力」を得たいと欲する人は少なくありません
「洞察力」という言葉の意味はなんとなくわかってはいるんですが
具体的にどういう精神活動なのかはあまりわかってはいません
本書は「洞察力」はどのように作られどのように養うかを著者の独自ともいえる解説で明らかにしています
「独自」というのは宗教的な観点からのアプローチ
ただし一定の宗教を信仰するというものではなく
あくまでも科学的な分析に基づいているので
特定の宗教感が嫌な方でも納得できるものです
そしてどうしたら身につけることもできるかも
細かに説明されているので実行することもできます
ご丁寧にアンチ宗教派のための方法論まであるので
宗教を毛嫌いされる方でも納得して読めます
いやむしろ今まで私が抱いていた宗教のイメージが覆されるほど
分析的に書かれた本ですので
とりあえず神仏を信じるような宗教感とは好対照
これはもはや宗教の名をかたる哲学と申し上げてもいいかもしれません
正直きちっと理解するまで(いや、まだ理解してないかもしれません)
相当頭を回転させて読みましたが
なんとなく私なりに洞察力というもののイメージが出来上がりました
| 固定リンク
コメント