不随意的呼吸
10年以上前から呼吸に対して興味を持っております
だいたい人の身体の動きの中でも生命維持の根幹をなすものは
本人の意思と無関係に動きます
ぼんやりしてて心臓を動かすのを忘れてたなんてことになると
気がつけば天国にいてたなんてことになりかねません
昼に食べたサンドウィッチを消化するのを忘れてたなんてことも危険です
内臓の動きだけでなくホルモンの分泌や体温調節などは
オートマティックで身体が勝手に動いてくれます
しかしながら呼吸だけは自分の意思でコントロールできます
だから呼吸は生命維持に関わる重要な働きではありますが
自分の意思で止めることもできれば力強くすることができます
私が興味を持ったのはその呼吸を利用して
身体の機能に変化をもたらすことができるのではないかということです
この件に関しましてはこちらのブログで何度もお話しておりますので今回は省かせていただきます
しかし呼吸のすべてが自分の意思に基づいたものであるかといえば
自分の意思とは無関係に行われる呼吸もあるということです
「不随意的呼吸」と呼ばれるもので
呼吸筋の活動を脳からの直接の命令で動きます
この部位を不随意性呼吸中枢といい延髄と橋(きょう)にあります
この不随意性呼吸中枢では酸素が足りているかどうかを判断し
また排出しなければならない二酸化炭素がちゃんと出されているかどうかを判断し
それに応じて呼吸筋の動きを強くしたり弱くしたり命令をしています
いわば呼吸のセーフティネットというわけです
やっぱり命にかかわることですんで
全部本人任せというわけではないようです
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