ほどほどに
「からだにいいもの」を無意識に求めるようになりました
そういう年代に突入したということなんでしょう
40歳を超えたころから運動不足を痛感し
身体を動かす習慣をつけました
しかしここ数年やりすぎると逆にダメージを受けることも体感しました
去年どこかでやりすぎるとあまり長生きできないというデータも発表され
休息の時間をうまく取った方が寿命が延びるんだそうです
「からだにいい」といわれるものでも量的な問題で逆効果になります
ヘルシーだからといっても野菜を食べすぎてお腹を壊すのもカッコ悪いですし
ヘルシーでないと言われる肉類でも摂取すべきアミノ酸が含まれています
要するに量を取り過ぎることが問題なのであり
食べものそのものを「悪い」と断罪すること自体に問題があると考えています
あまり好ましくないと評判のファーストフードでも
年に数回程度食べるだけならそんなに大騒ぎすることもないと思います
「ホルミシス」という言葉があります
「ある種の毒素までも含めた化学物質などの刺激が、多量では有害でも少量ではむしろ有益となって、生体に良い効果を生み出す現象」
という説明がされています
(見た目が若いと長生きする 川田浩志著より)
ネットでホルミシスを調べようとしたら放射線の話ばかりで埋め尽くされていたので
それ以外のものでの効果を調べられませんでした
それでも人間の身体には身体に悪いものでも受け入れ
さらにそれを跳ね返す能力があるというところに注目したいのです
身体に悪いからといって無菌室で育った人間は強いといえるのでしょうか?
生活排水などが流れるガンジス川の水を日本人が飲んだらアウトですが
現地の人は平気な顔をしているのでしょう
身体に悪いものから遠ざかろうとすればするほど
はねのける力も同時に失っていくようです
あまり原理主義的になるのも考えものではないでしょうか?
「良い」と「悪い」の中間があってもいいように思います
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