鼻の高さ
「クレオパトラの鼻があと3cm低かったら世界は変わっている」
こんな言葉もありますが鼻は目と並んでその人の印象を決定づける大事な部位
誰しもすらっと通った鼻すじに憧れはしますが
整形手術でもしない限り簡単に変えられるものではありません
欧米人の鼻は高く、日本人の鼻はそうでない
理不尽ともいえる事実ではありますが
これには長い年月をかけてその土地の気候にアジャストするため
世代を超えてそうなったものだそうです
鼻は呼吸するときに使う器官ですが
鼻から吸い込んだ空気は肺に行きます
その空気は体温と同じで湿度が90%を超えないといけないそうです
だから寒冷地に住む人々は冷たい空気をできるだけ暖める必要があるので
肺に到達するまで長い距離を稼がないといけないわけです
同じく湿度が低いと困るので肺に到着するまで少しでも湿らせる必要があります
湿度が低いと粘膜組織が膨れ上がり多くの粘液を出して
湿度を適正なものにするそうです
だから温暖で湿度が高いところで暮らしていると
そんなに高い鼻は必要ないようです
人体の構造は機能的になるために変化していくのです
暖房設備がいきとどいた現代社会は快適です
しかしずっとずっと遠い未来にには日本人の鼻はさらに低くなっているかもしれません
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