芋づる式に治そう
芋づる式に治そう! 発達凸凹の人が今日からできること 栗本啓司+浅見淳子
お友達の栗本啓司さんの二作目の本です
前作同様発達障害に対するエクササイズを利用したアプローチが紹介されていますが
本作品は発達障害の根っこの部分に焦点を当てています
「力を抜く」というのが本書のテーマとなりますが
根っこをはっきり認識したうえで力を抜く具体的な手段がいくつも書かれています
羅列的に「あれがいい」「これがいい」というのでは目的意識が芽生えず
方向性がつかめないでしょう
しかし力を抜くことを発達障害の根っこと位置づけ
それによりいくつもの芋(効果)を得ようというわけです
その具体的な方法論は読んでのお楽しみですが
栗本さんの考えていることって面白いほど私に近いものがあるようです
「でんでん太鼓」のエクササイズなんかは私がよくおススメしているもの
発達障害に限らずどこか身体に悪いところがある人には
共通して長期的な力みを感じます
力が抜けない身体を気づかず日常を過ごすということは
1日や2日では変化はなくても5年10年と続けば
高い確率で身体のどこかに症状が出てきます
しかもそんな症状は少し矯正したからといって変わるものではありません
むしろ大事なのは普段の生活から力みを取り除き
リラックスした状態をフツウにしないといけません
そんなとき私が家でやれる簡単なエクササイズが
いくつかこの本の中で紹介されていました
もちろん私が長年続けているものもあります
「治す」といっても短期間でどうにかなるものではありませんが
逆に長く続けているうちに変化が少しずつ現れ
いつの間にか知らないうちに良くなるようなそんな感じかもしれません
前作同様とても優しい会話形式ですので簡単に読めます
後は信じてやるかやらないかだけだと思います
私個人としては発達障害の方だけではなく
日常的にストレスで苦しむ人にも読んでいただきたいです
この本には楽に生活できるコツが書かれています
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