対症療法
「この運動すれば1ヶ月で痩せる」
書店にいけば似たようなタイトルの本が何冊も並んでいます
ダイエット関係はもっともニーズが多いみたいで
マーケットが大きい分だけ群がってくる人も多いのは当然のことかもしれません
でもダイエットだけではなく病気や症状改善などを目的とした運動は世の中にたくさんあります
それはそれで悪いわけではありません
スポーツトレーニングでも目的に応じた手段はきめ細かくあります
目標に向かって最短距離で進もうとするのはいいことですし
やみくもに何でもかんでもやるというのは合理性にかけます
ただ私が気になるのは安易にひとつの運動に頼り
それだけで結果を出そうとするような風潮があるのではないかということ
「身体は一つのユニットであり身体の構造と機能は一体のものである」
これはオステオパシーの哲学でもあるわけですが
ひとつの部位だけの運動で身体の機能がどうにかなるものでもありません
全体の機能が向上する中で目的とする事柄も達成できるのだと思います
だからいろいろな運動をする中でそういった局所的な運動も
プログラムの中に取り入れ効率を上げる方が最終的には望んだ結果が出るように思います
最短距離を歩むのはいいことですが
安易に近道だけを通ろうとするのには賛成できません
運動を対症療法と考えてはいけません
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