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2014/12/09

筋の硬さ

Sq166
月刊スポーツメディスン166

今月の特集は「筋の硬さ」
サブタイトルが「曖昧なものをはっきりさせる時代へ」とありますがまさにその通り
毎日人の身体を触るときやはり中心的な対象は筋肉です
一般的に「こる」という表現がされますが
ひと言で言い表せない多様性を感じます
「こる」というのは筋肉の硬さですが
硬さの質も違えば奥行きの深さも違います

これらを弛緩する以前にどの筋肉がどうなって硬いのか
それがわからないうちは漠然とした施術しかできないでしょう
場合によっては表面が弛緩したことで
目的を果たせたと勘違いすることもあるでしょう
我々のようなセラピストにとってそれらを理解することは
経験則に頼るしかないのが現状です

それが計器で調べようといのですから時代も変わったものです
もちろん客観的な評価が正確にできれば
それに対するアプローチもいずれかわってくることでしょう

筋肉は浅層には速筋線維が多く、深層には遅筋線維が多い
そう言われると深層の筋拘縮を取るのが困難な理由もわかってきます
具体的には老化による筋肉の硬さと
スポーツ選手の筋肉の硬さの質が違うのも納得できます

「筋緊張」という言葉も「筋硬度」と「筋スタッフネス」と分類され整理されるとに意義を感じます

「なんとなく」というエビデンスのかけらもなかった我々の感覚も
いずれ明確になる時代が来そうです

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