オステオパシーアトラス
オステオパシーってどんなことをするんですか?
初めての方からよくこんな質問を頂戴します
これから施術を受けようかという人にとって一番知りたいことであると同時に
やる側にとってこれほど説明が難しい質問もありません
抽象論でお茶を濁すのも相手の気持ちを無視するようなものですから
できる限り丁寧にお答えしているつもりなんですが
なぜ説明がむずかしいかといえば技法の種類の多さゆえに
ひとつひとつを挙げて紹介することが極めて困難というのが理由です
私自身オステオパシーの技法をすべて使えるわけでもありませんし
技の熟練度の低さゆえに使おうとしないものだってあります
現状テクニックの種類も相当多く派生したものを含めるととんでもない数になります
本書はオステオパシーの代表的な技法をまとめたものです
これを読んでいると私が使えるのはそんなに多くないというのもわかりました
基本的には初心者がオステオパシーを整理しつつ学習するには最適な本だと思いますが
ある程度ベテランの人が読んでみても
全部を把握しているわけでもないでしょうから
自分の使っているテクニックに対しても
きちんとした整理ができ新たな発見も期待できそうです
まあ最終的にはテクニックの熟練度も大切ですが
どのタイミングでどの技法を用いるか
つまりは施術手順が大切だというのが私の考えなんですが
そのためにもテクニックの本質や性格というものを充分に理解しておく必要はあります
そんなときにこの本に触れてみるのも一つの方法かもしれません
ここに記載される技の数は少なく
基本的なものが中心になるようですが
作用機序を理解するにはちょうどいい説明量だと思います
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