« 指の役割 | トップページ | 油断大敵 »

2014/10/23

細かい関節の動き

最近、関節の動きについて勉強し直しています
例えば膝関節なんかは表面から見ると曲げる伸ばすという動きしかわかりませんが
関節内部では半月板の上で滑るという動きや
最終進展時には大腿部が内旋したり
いろいろ複雑な動きをしています

最近ではこういう関節内の細かい動きについて
ずいぶん研究が進んでいます
そして意外にこういう微細な動きが阻害されることによって
動きが制限されたり痛みが出たりすることもわかりつつあります

あらためて関節の動きを勉強することで
動きに関与する複数の筋肉の相関関係も明らかになるようです
もちろんこれは私たちの施術手順にも関係します

しかも制限の原因が単純に骨格のズレとか筋肉の拘縮だけに限らず
関節内の圧力なんかも関係するみたいですから
私にとってさらに事態が複雑化してしまいました

一度に考えることが増えると私のメモリでは少々不安がありますが
原因となる可能性を無視するわけにはまいりません
頭の中に引き出しを増やす必要がありそうです

|

« 指の役割 | トップページ | 油断大敵 »

コメント

勉強すればするほど訳が分からなくなってきました。

初めは筋肉の勉強をしていましたが、それだけではダメな事に気づきました、骨の構造や可動域も勉強していたら、またまた、それだけでは足りない事に気づき、今は神経の勉強も必要だと思っています・・・が初心者の私にはキャパが大きすぎて今日は頭がパンパンです。。。

ひろさんの引き出しの多さに尊敬します(☆_☆)

そして「勉強が終わる。」という事は無いんだと改めて教えてもらいました m(_ _)m


投稿: ひよこ | 2014/10/23 10:36

私も似たようなもんですよ

解剖生理学で筋骨格系の勉強して「動き」を理解したつもりだったのですが
最先端の研究も日進月歩で新たなことがどんどんわかってきました
当然過去の勉強も前提になるのですが
ひとつひとつ積み重ねられ次第に今まで疑問だったことも解消するのが楽しみでした

どうも数字には弱く計算式のところではスルーしてしまいますが
理解できる範囲だけでも理解していくつもりです

それにより今まで習得した知識や技術に深みが増してくるはずです

投稿: ひろ | 2014/10/23 11:03

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 指の役割 | トップページ | 油断大敵 »